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高安大関1勝「自分も頑張ろうと」若手活躍に発奮

7/11(火) 10:17配信

日刊スポーツ

<大相撲名古屋場所>◇2日目◇10日◇愛知県体育館



 高安(27=田子ノ浦)が、東前頭3枚目の勢を寄り切って新大関初勝利を挙げた。過去8人、1場所15日制が定着した49年夏場所以降では5人しかいない、新大関優勝への望みは消えなかった。

【写真】安コケたら3大関2横綱コケた…負の連鎖波乱初日

 高安は得意の立ち合いで新大関初勝利をたぐり寄せた。初日の北勝富士戦では不発に終わったかち上げが、勢の胸をとらえた。勢の上体を起こして左を差す。右に動かれたが、すぐに反応した。頭は下がっていたが、左を差したまま必死に食らいつく。最後は前のめりに土俵に倒れながら寄り切った。「弱いから負けた。しっかり反省して、しっかり1敗でついていきたい」と気持ちを新たに臨んだ一番。「流れでしたけど、しっかりとついていくことが出来ましたので良かったですね」と振り返った。

 敗れた初日に、いい刺激があった。自身も含めて、2横綱3大関が敗れた。その波乱のスタートの立役者となったのは24歳の御嶽海と北勝富士、20歳の貴景勝だった。27歳の新大関は「下の力士が頑張れば、自分も頑張ろうと思います。ありがたい限り。自分も一生懸命やります」と発奮材料にしていた。

 初勝利にも安堵(あんど)感はない。「千秋楽まで取り終えるまでは、ホッとできないでしょう」と気が緩むことはない。ましてや、高い目標を設定している。場所前から何度も「優勝」を公言してきた。新大関での優勝は過去8人しかいない。平成以降では栃東と白鵬しかいない。「前向きに明日も取り組みたい」。挑戦はまだ始まったばかりだ。【佐々木隆史】

 八角理事長(元横綱北勝海)の話 高安は立ち合いの当たりから圧倒していた。1つ勝ったことで(今後の流れも)違ってくるだろう。日馬富士は勝ちたいという気持ちが強すぎて冷静に取れなかった。ただ、立て直す精神力はあると思う。

 幕内後半戦の藤島審判長(元大関武双山)の話 初日は硬かった高安は、1つ勝ってホッとしたのでは。まだ2日だから、圧力が相手に(完全には)伝わっていないが徐々にでしょう。日馬富士は厳しいが、状態は悪くない。

最終更新:7/11(火) 10:53
日刊スポーツ