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前文科大臣馳浩が復帰、レジェンド集結6人タッグ戦

7/11(火) 10:17配信

日刊スポーツ

 06年8月に引退した、元プロレスラーで前文部科学大臣の馳浩(56)が、今月26日の「プロレスリング・マスターズ」(東京・後楽園ホール)で、11年ぶりにリング復帰することが10日、分かった。「大臣になって戻ってくる」というファンとの約束を果たすため、イベントをプロデュースする武藤敬司(54)のオファーに応えた。大物が集う豪華舞台で、持ち前の熱いファイトを披露する。

【写真】16年7月、リオデジャネイロ五輪壮行会で小池百合子氏(左)と話す馳浩

 「戦う国会議員」が、リングに戻ってくる。馳の復帰戦の舞台は、師匠長州力(65)藤波辰爾(63)のレジェンド2人と組む6人タッグ。武藤の化身グレート・ムタ、ザ・グレート・カブキ(68)、新日本時代に激闘を繰り広げたTNT(52=プエルトリコ)組が相手と、11年ぶりのリングを祝うかのように豪華メンバーが集まった。

 ファンとの約束が、復帰を後押しした。石川・星稜高の国語教師として84年ロサンゼルス五輪に出場すると、85年にプロレスラーに転身。佐々木健介との「ハセケン」タッグで人気を集め、新日本のIWGPタッグ王座を獲得するなど、技巧派のトップ選手として活躍した。95年に森喜朗元首相の誘いを受けて出馬した参院選で初当選を果たし、政界に進出。05年には文部科学副大臣に就任するなど、二足のわらじで戦い続けた。

 だが、議員としての多忙な日々から、06年に引退を決意。「大臣になって戻ってくる」とファンに誓い、20年におよぶ現役生活に別れを告げた。その後は20年東京五輪・パラリンピック招致などでも存在感を発揮し、15年にプロレス界初の文部科学大臣に就任。「大臣になる」という1つの約束を果たしたことで、リング復帰に気持ちが傾いていったとみられる。

 フェイスブックで鍛え抜かれた肉体を披露するなど、多忙な合間を縫ってトレーニングを続けてきた。引退試合で年齢と同じ45回転を披露したジャイアントスイング、代名詞の裏投げ、北斗原爆固めなど大技への期待も高まる。

 「引退に 臨んで秋の 風が吹く」と得意の俳句でリングに別れを告げてから、11年。真夏のマット界に、熱い男が帰ってくる。

 ◆馳浩(はせ・ひろし)1961年(昭36)5月5日、富山・小矢部市生まれ。星稜高でレスリングを始め、3年で国体優勝。専大4年で全日本学生優勝。卒業後は星稜高で国語の教員を務め、84年に全日本選手権優勝。グレコローマン90キロ級で同年のロサンゼルス五輪出場。85年にジャパンプロレスに入団し、86年にプエルトリコでデビュー。87年の小林邦昭とのデビュー戦でIWGPジュニア王座奪取。デビュー戦での戴冠は史上唯一の快挙。IWGPタッグ王座3度戴冠。96年に全日本移籍。95年に参院議員に初当選し、00年には衆院議員に。現役時代は183センチ、103キロ。夫人はタレントの高見恭子。

 ◆プロレスリング・マスターズ 武藤敬司が「プロレスの達人」を集めてプロデュースする不定期開催の大会。第1回は今年2月に東京・後楽園ホールで行われ、超満員札止め。メインは藤波、長州、武藤、ライガー組が「平成維震軍」の越中、カブキ、AKIRA、斎藤彰と対戦した。ウルティモ・ドラゴン、グレート小鹿、藤原喜明、高山善広らも参戦。

最終更新:7/11(火) 10:34
日刊スポーツ