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アマゾンが空から届ける「Prime Air」、米国プライムデーで初の本格運用

7/11(火) 10:35配信

CNET Japan

 毎年恒例となったEコマース大手Amazonの「Prime Day」セールが米国でも7月10日から開催されている。事前の予想では、今年も莫大な売り上げを達成しそうだ。2016年のPrime DayはAmazon史上最高の売れ行きを記録し、注文件数は平均を60%以上も上回った。

 だが、注目すべきは売り上げやガジェットの割り引きだけではない。2017年のPrime Dayでは、Amazonの航空貨物ネットワーク「Prime Air」が初めて本格的に運用されるのだ。Amazonは10日に発表したプレスリリースの中で、Prime Airの貨物輸送機が「米国で初めてPrime Dayをバックアップすべく、燃料を満載して準備を整えている」と述べた。

 「当社のフルフィルメントセンターには商品が用意され、オペレーションスタッフが準備を整えるとともに、世界中の配送パートナーがPrime Dayの最初の注文が来るのを今か今かと待ち構えている」と、Amazon Prime担当バイスプレジデントのGreg Greeley氏はリリースの中で述べた。

 Prime Airネットワークを支えるのは、Prime Airのロゴが機体に描かれたおよそ40機の「Boeing 767-300s」だ。実際の運用は、Amazonの貨物パートナーであるAtlas AirとAir Transport Services Group(ATSG)が担当する。これらの貨物機は、Prime Dayの注文に応えられるよう輸送能力を補強するとともに、Amazon Primeの会員サービスの拡大に合わせてさらなる柔軟性を提供する。

 Amazonにとって、この貨物ネットワークは急増する配送コストへの対応策でもある。同社の配送コストは、2016年に40%以上増加した。

 Amazonは現在、UPS、米国郵便公社(USPS)およびFedExの貨物サービスを組み合わせて配送に利用している。だがAmazonは、自前のロジスティクスを構築することを目指しており、ハイテクを活かした配送システムを今後数年のうちに実現したい考えだ。

 ドローンによる配送サービスの本格的な展開はまだ先の話だが、Amazonの貨物輸送機を使ったネットワークは短期的な解決策となり、長い目で見れば数十億ドルの節約につながるだろう。UPSなどの配送業者が、繁忙期には荷物1個あたりの配送費を値上げしようとしていることもあり、Amazonの配送コストは2017年も増加しそうだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

最終更新:7/11(火) 11:57
CNET Japan