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夕食が遅れ……妻を射殺のインド人男性逮捕

7/11(火) 14:12配信

BBC News

インドの首都デリーに近いガジアバードで8日、夕食を出すのが遅いと妻を射殺した60歳男性が逮捕された。現地警察がBBCに明らかにした。

ルペシュ・シン警官によると、アショク・クマル容疑者は酔って帰宅し、妻スナイナさん(55)と口論になり、銃で妻の頭を撃った。スナイナさんは病院に運ばれたが、すでに死亡していた。

クマル容疑者は犯行を認め、今では後悔しているという。

「(容疑者は)毎晩酒を飲んでいた。土曜日には酔って帰宅し、妻と言い争いを始めた。妻は夫の飲酒に困惑し、話し合いを望んでいたが、容疑者はすぐに夕食を出せと要求した。夕食がすぐに出てこなかったため、いら立った容疑者は妻を撃った」と警官は説明した。

インドでは10年以上前から、通報される女性への暴力事件の中でも家庭内暴力が最多だ。

2015年には家庭内暴力が4分に1件、通報されていた。インドでは家庭内暴力の中に、持参金の額を理由にした夫や夫の親族からの暴力や嫌がらせ、「名誉殺人」と呼ばれる女性が夫や家族の「名誉を汚した」という主張を理由にした事件も含まれる。

デリーで取材するBBCのギータ・パンデイ記者は、家庭内暴力はインドだけでなく世界中で起きている問題だが、特にインドではこれを容認し沈黙する風潮が特徴的だと指摘する。

インド政府の調査によると、男性の54%以上と女性の51%以上が、もし女性が義理の家族に礼儀を尽くさなかったり、家庭や子供をおざなりにしたり、さらには食事に入れる塩の量が多すぎたり少なすぎたりして場合、夫が妻を叩いても構わないと答えていた。

(英語記事 Indian man kills wife over dinner delay)

(c) BBC News

最終更新:7/11(火) 14:12
BBC News