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トランプ氏長男がロシア疑惑の渦中に-米上院情報委が追及の構え

7/11(火) 13:02配信

Bloomberg

昨年の米大統領選中に、ヒラリー・クリントン陣営に不利な情報の提供を約束したロシア人弁護士と面談したトランプ米大統領の長男、ドナルド・トランプ・ジュニア氏が法的責任を追及される可能性が出てきた。

選挙を専門とする弁護士によれば、選挙法では陣営が外国人から資金や寄付金、「他の価値あるもの」を承知の上で受け取ることを禁じており、「他の価値あるもの」には情報や相手陣営の調査なども含まれる可能性があるため、トランプ・ジュニア氏が同法違反に問われる事態も考えられるという。2つの別個の監視団体は、トランプ・ジュニア氏の面談について連邦選挙委員会(FEC)と司法省に告発する方針を表明した。

上院情報特別委員会のスーザン・コリンズ議員(共和)は、ロシアによる米大統領選介入疑惑の調査の一環として、同委はトランプ・ジュニア氏に事情を聴くべきだと述べた。

また同委のマーク・ウォーナー副委員長(民主)は「これはトランプ陣営の幹部がクリントン陣営の打撃となり得る情報を入手しようとしてロシアと面談したという明確な証拠を国民が目にした初めての例だ」と指摘。「トランプ・ジュニア氏がわれわれの話したい相手であることは確かだ」と述べた。

またこの面談が明らかになったことで、トランプ陣営とロシアとの共謀の可能性を捜査するモラー特別検察官も、トランプ・ジュニア氏に注目する可能性がある。

トランプ・ジュニア氏の9日の発表資料によれば、昨年6月に行われた面談で、ロシア人弁護士はトランプ・ジュニア氏、当時トランプ陣営の選挙対策本部長だったポール・マナフォート氏、トランプ氏の娘婿ジャレッド・クシュナー氏に対し、ロシアとつながりがあって民主党全国委員会とクリントン氏に資金提供している人々に関する情報を自分は持っていると語った。トランプ・ジュニア氏は、この情報は意味がないものであり、面談は20-30分で終わったとしている。

このロシア人弁護士、ナタリア・ベセルニツカヤ氏に接触を試みたが、できなかった。トランプ・ジュニア氏の顧問弁護士に電子メールで質問を送付したが、これまでに返答はない。

原題:Trump’s Son Sucked Into Russia Probe After Meeting With Lawyer(抜粋)

Shannon Pettypiece, Margaret Talev, Jennifer Jacobs

最終更新:7/11(火) 13:02
Bloomberg