ここから本文です

クオンツファンド、トレンドが味方せず-運用成績は過去30年で最悪か

7/11(火) 13:49配信

Bloomberg

今のトレンドはクオンツファンドに味方していない。少なくとも最近についてはそうだ。

グローバル資産の活気のない動きと一時的なマクロのショックの板挟みとなり、今年はモメンタムを捉えて利益を狙うプログラム投資にとって特に厳しい状況だ。商品先物だけでなく広範な資産に分散投資を行い、顧客の資産を運用するコモディティー・トレーディング・アドバイザー(CTA)の今年のリターンは、一部の基準で見る限り、このままいけば集計を開始した1987年以来で最悪となりそうだ。

CTAの大多数は、さまざまな資産クラスの先物の価格トレンドに賭ける投資を行い、株式と相関関係が薄いとされる「ボラタイルストラテジー」で知られる。マクロ・リスク・アドバイザーズ(MRA)のデリバティブ(金融派生商品)戦略責任者プラビット・チンタウォンバニッチ氏によれば、特に債券とドルの不安定なトレンドに直面し、CTAは今やリターンと分散投資の両方について投資家の期待に応えることが困難な情勢だ。

同氏は10日の顧客向けリポートで、「過去1年でうまくいっているのは、株式のトレンドだけだ。株式のロングは明らかに分散投資にはあまり役立たない」と分析。セクターの混雑に加えて、息の長い中央銀行の刺激策で著しい値動きが双方向で抑えられていることや、クロス資産ボラティリティーの低下を変化の理由として挙げ、「トレンドを追う投資家は一般にボラティリティーが高い局面でうまく成果を出せる」と指摘した。

原題:Quant Funds That Chase Trends Are This Year’s Biggest Losers(抜粋)

Dani Burger, Sid Verma

最終更新:7/11(火) 13:49
Bloomberg