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川重・三菱商事連合、ダッカ都市鉄道車両など受注へ 400億円規模

7/13(木) 8:15配信

SankeiBiz

 川崎重工業と三菱商事連合が、バングラデシュ首都のダッカ都市鉄道建設に関する車両や保守関連設備などの受注企業に内定したことが12日、分かった。受注額は400億円前後とみられる。同国初の本格都市鉄道で、慢性化する渋滞緩和や大気汚染防止にも貢献する。

 また、国際協力機構(JICA)は事業とは別に、現地政府と雇用創出につながる産業多角化支援で合意し、産業育成や投資環境整備も提言する。

 受注が内定したのは、日本で製造して輸出する車両約144両と、車両基地で保守などに使うクレーンなどの設備。信号システムは、丸紅とインドの建設大手ラーセン&トゥブロ(L&T)連合が受注を目指している。

 ダッカ都市鉄道(MRT6号線)は、高架を含む20.1キロメートルに16駅を建設する円借款事業。昨年、東急建設などが土木工事などを受注しており、2021年の開通を目指す。

 人口1億6000万人の同国では、経済成長と鉄道老朽化で安全確保や新たな鉄道網構築が課題だ。日本側は日本製車両納入を機に市場開拓につなげたい考えだ。同国をめぐる円借款事業は、昨年7月の日本人8人が死傷したテロ以降、安全対策優先で一部工事を除き中断していた。しかし、同年12月以降、入札手続きや政府関係者の渡航が段階的に再開されていた。

 現地は今もテロ警戒感は強いが、日本政府は警備対策費の多くを政府開発援助(ODA)予算で賄い、企業負担を軽減する方針。

 一方、JICAは今年6月、バングラデシュ産業省と産業振興の支援で合意した。月内にもコンサルタントを起用し、現地に合った産業発展モデルを分析し、繊維に続く有望な製造業やサービス産業を幅広く検証する。投資環境整備も提案し、企業の質の高いインフラ輸出も後押しする。

最終更新:7/13(木) 8:15
SankeiBiz