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日本人は寝ないで働く? 睡眠時間6時間未満が4割、アメリカ人は意外に爆睡

7/13(木) 8:30配信

THE PAGE

 長時間残業の抑制などワークライフバランスを見直す動きが活発になっていますが、早く家に帰ることができない職場は依然としてたくさんあります。長時間残業は、日本人の睡眠時間にも大きな影響を与えているようです。

 厚生労働省の調査によると、6時間未満の睡眠しか取っていない人は全体の4割に達します(20歳以上の男女)。しかも短時間睡眠で済ませる人の割合は上昇しており、5年前との比較では1.2倍に増えています。特に40代男性の睡眠時間は短く、約半数の人が6時間未満となっていました。

 日本人の睡眠時間は先進各国と比較してもかなり短いようです。OECD(経済協力開発機構)の調査によると、日本人の平均睡眠時間は463分ですが、米国人は516分、フランス人は509分、ドイツ人は494分となっており、いずれも日本より長くなっています。

 日本人の睡眠時間が短いのは、長時間残業の影響が大きいと考えられます。日本人の年間総労働時間は以前よりかなり減っていますが1729時間となっており、ドイツ(1371時間)やフランス(1473時間)と比較するとかなり長くなっています。この統計は事業者が対象となっていますから、サービス残業に代表されるような違法な残業は申告されていない可能性があります。実際の労働時間はもっと長いかもしれません。

 米国は欧州とは異なり日本人とほぼ同じ労働時間ですが、睡眠時間は米国人の方が長くなっています。米国人は食事の時間が日本人より圧倒的に短く、一方、家族と過ごす時間や睡眠時間が長いというデータが得られています。食事を短時間で済ませ、空いた時間を家族との会話や睡眠に当てているようです。

 これは各国を比較したものですので、厳密に同一の条件で調査が実施されているとは限りません。日本人の食事の時間には、もしかすると会社での飲み会などが含まれている可能性があります。そうなってくると、会社の飲み会を心から楽しめる人を除いては、実質的な労働時間はさらに長いということになるかもしれません。

 ちなみに厚生労働省の調査では、「睡眠をあまり取れていない」あるいは「まったく取れていない」と感じている人は23%となっています。政府はこれを15%まで引き下げようとしていますが、実現できるのかどうかは現時点では何とも言えません。

(The Capital Tribune Japan)

最終更新:7/19(水) 6:06
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