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米5月卸売在庫0.4%増、16年12月以来大幅プラス

7/12(水) 0:29配信

ロイター

[ワシントン 11日 ロイター] - 米商務省が11日発表した5月の卸売在庫高は前月比0.4%増と、2016年12月以来の大幅なプラスとなった。先月発表の速報値は0.3%増だった。4月の0.4%減からプラスへ転じたものの、在庫投資は第2・四半期国内総生産(GDP)の押し下げ要因となる見込みだ。

5月の内訳は、自動車が0.7%増えた。4月は1.4%減だった。自動車部門は需要の弱含みに直面しており、販売台数は4カ月連続で減っている。

GDP算出に使われる自動車を除いた卸売在庫は0.3%増加した。

そのほか、電気製品は0.3%減った。一方で専門機器は0.7%増だった。機械は0.7%増と、14年11月以来の大幅なプラスだった。石油製品は2.6%増と、16年12月以来の大幅な増加だった。

同時に発表された5月の卸売売上高は前月比0.5%減。4月は0.3%減っていた。自動車は0.5%減。4月は1.3%増だった。

5月の売り上げペースで在庫を使い切るのに必要な期間は1.29カ月。4月は1.28カ月だった。比率は、09年1月以来の高水準だった昨年1月の1.36カ月から低下している。

5日に発表された5月の製造業の在庫は0.1%減だった。小売業の在庫は14日に発表される。

エコノミストらは在庫投資が第1・四半期から一段と弱含み、第2・四半期もGDPの押し下げ要因となるとみている。

アトランタ連銀が公表している第2・四半期のGDP予測は現時点で2.7%増となっている。在庫投資は第1・四半期にGDPを1.11%ポイント押し下げる方向に働いた。これも一因で第1・四半期GDPは1.4%増にとどまった。在庫投資はそれまで、2期連続でGDPの押し上げ要因だった。今年は国内需要が弱含む中で企業が慎重な姿勢で構えており、勢いを欠いている。

最終更新:7/17(月) 15:15
ロイター