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LRT、年度内に着工 路線バス再編し34年開業へ 宇都宮

7/12(水) 7:55配信

産経新聞

 宇都宮市の佐藤栄一市長は11日、次世代型路面電車(LRT)について、JR宇都宮駅から東側の14・6キロの区間を来年3月までに着工し、平成34年3月の開業を予定する方針を明らかにした。市議会議員協議会で佐藤市長が「利便性の高い公共交通ネットワークを目指す」と述べ、路線バスを再編し、LRTとの役割分担や乗り継ぎについても検討していくとした。 (松沢真美)

 市は当初、今年3月の着工と31年の開業を予定していたが、工事施工に関わる調整が遅れたため、事業スケジュールを変更することになった。

 LRT事業は昨年9月、国土交通省の認可を受け、軌道事業を実施する特許を取得。JR宇都宮駅東側が今回の整備対象だが、同駅西側にも路線を延伸する構想もある。

 LRT導入を契機に同駅東側のバス路線は再編し、地域内交通(コミュニティーバス)や支線バスなどと役割分担して運行の効率化を図る。1日当たりの運行本数を約720本から約870本に増やす予定で、LRTとバスの連携強化も進めていく方針。

 同駅西側については、大通りにバス路線が集中して遅延が多発しているほか、医療施設など需要のある施設へのアクセスが不十分などの課題について問題を解決していくという。

 また、東西基幹公共交通として整備を進める考えから、構想にある桜通り十文字(同市桜)からさらに西側に延ばすことも検討するといい、鉄道やバス、地域内交通などを乗り継げるトランジットセンターなどの機能強化にも取り組む。同市は今後、市民や周辺自治体への周知、意見交換などを進め、具体化していく方針だ。

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 ◆事業意義について理解促進に務める 福田知事

 福田富一知事は11日の記者会見で、宇都宮市がLRTの開業予定を明らかにしたことについて、「今後、芳賀町と宇都宮市は事業が着実に進められるよう、着工に必要な法定手続きの調整をしっかり進めてもらいたい」と述べた。その上で「市民の理解促進のための取り組みを引き続き丁寧かつ積極的に進めてほしい。県としてもそうした両市町の取り組みを積極的に支援するとともに、事業の意義について県民理解の促進に務めていく」とし、支援する姿勢を改めて強調した。

最終更新:7/12(水) 7:55
産経新聞