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侍ジャパン、稲葉監督決定的!条件一致 強化委員会すでに一本化

7/12(水) 5:45配信

スポニチアネックス

 2020年東京五輪で金メダル獲得を目指す侍ジャパンの次期監督に、3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で打撃コーチを務めた稲葉篤紀氏(44)の就任が11日、決定的となった。これまで侍ジャパン強化委員会が複数の候補との交渉作業などを進めてきたが、既に稲葉氏を候補として一本化。今月下旬に正式に発表される。

【写真】侍ジャパンの合宿で談笑する稲葉氏、原氏、小久保監督

 3年後の東京五輪で、ポールの中央に日の丸を掲げる。日本野球界の悲願達成へ向けて白羽の矢が立ったのは、今春まで日本代表を率いた小久保裕紀氏(45)より1歳年下の若い稲葉氏だった。

 この日、日本野球機構(NPB)で侍ジャパン強化委員会の井原敦委員長(NPB事務局長)が報道陣に対応。新監督候補との交渉について「個人名と進捗(しんちょく)状況を途中でお話する段階ではない」と語るにとどまったが、今月下旬をめどとしていた新監督の決定時期に関しては「一生懸命努力してきた。大丈夫だと思う」と明かした。

 監督人事を一任された強化委員会では、これまで09年WBC日本代表監督の原辰徳氏(58)、日本ハムの栗山英樹監督(56)、前DeNA監督の中畑清氏(63=本紙評論家)らを候補に交渉作業を進めてきた。稲葉氏は前任の小久保氏同様に監督経験はないが、豊富な国際経験や今年3月のWBCなど、コーチとして熱心に野球に向き合う姿勢などが高く評価されている。複数の関係者によると、すでに候補として一本化。何より「世代交代」という新監督選定の条件の一つに当てはまり、新生・侍ジャパンを広くアピールする意味でも最適な人材だ。

 稲葉氏は現在、日本ハムのスポーツ・コミュニティ・オフィサー(SCO)の肩書はあるが、正式就任に向け支障はないとみられる。発表時期に関してはプロ野球の公式戦が開催されない月曜日が有力で、「31日の月曜日まではかからない」と話す関係者もおり、それ以前の今月下旬の段階で新監督がお披露目される見込みだ。

 現在44歳の稲葉氏が正式に就任すれば、東京五輪期間中の20年8月3日に誕生日を迎えて48歳となる。今でも日本ハムファンに愛される「稲葉ジャンプ」ならぬ、「稲葉ジャパン」の誕生へ。新たな侍ジャパンのスタートがいよいよ秒読み段階に入った。

 ◆稲葉 篤紀(いなば・あつのり)1972年(昭47)8月3日、愛知県生まれの44歳。中京から法大を経て、94年ドラフト3位でヤクルト入り。04年オフに日本ハムに移籍した。日本代表として08年北京五輪、09、13年のWBCに出場。14年に現役を引退し、日本ハムのSCOに就任した。通算成績は2213試合で2167安打、1050打点、261本塁打、打率・286で首位打者、最多安打1度。1メートル85、94キロ。左投げ左打ち。