ここから本文です

日本ハム・大谷、手探り1軍先発の“特殊事情” 「そんなの2軍で…」他球団からは厳しい指摘

7/12(水) 16:56配信

夕刊フジ

 「とにかくゼロに抑えられればいい。内容どうのこうの言っていられるチーム状態じゃない」

 日本ハム・大谷翔平投手(23)が目をつり上げた。12日のオリックス戦(京セラドーム)で今季初先発のマウンドを踏むが、あくまで調整段階を強調する栗山英樹監督(56)とは対照的に至って本気モードだ。

 前日の11日は試合前の打撃練習をせず、投手としての調整に専念。

 「昨日(10日)のような試合では話にならない。まずはゼロに抑えること」と大谷。0-11で惨敗した10日の同カードでは先発・浦野が3回途中5失点の炎上。さらに11日も約1カ月ぶりに先発した斎藤佑が4回8失点(自責7)。先発が試合をぶち壊すケースが続いている。

 大谷は強い決意で臨むが、12日は2回30球程度で交代の見込み。1回を投げて降板した1日のイースタン・リーグ西武戦(鎌ケ谷)に続いて、“試合を作る”にはほど遠い登板となりそうだ。

 栗山監督は「(大谷の現段階は)キャンプが終わって、オープン戦の頭くらいの感じ」と明かす。確かに先発投手は通常、オープン戦で投球回数を1回、2-3回、5回…と登板ごとに伸ばしながらシーズンの準備を進める。真剣勝負の1軍公式戦を調整にあてるのは異例だ。

 他球団関係者は「そんな調整なら1軍じゃなくて2軍でやるのが普通でしょ」と切り捨てる。

 その点、栗山監督は「あいつは練習と試合では出力が違うし、1軍の試合と2軍ではまた違う。1軍で投げないと分からないことがある」と“特殊事情”を強調する。オープン戦や2軍戦ですべきことをシーズンでやってのけるチームの異様さを考えれば、たった2イニングでも真剣に臨もうとする大谷の姿勢の方がプロらしいといえるかもしれない。(片岡将)

最終更新:7/12(水) 16:56
夕刊フジ