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北勝富士 スピード金星 八角理事長へ涙の「親方孝行」

7/12(水) 6:03配信

デイリースポーツ

 「大相撲名古屋場所・3日目」(11日、愛知県体育館)

 横綱初挑戦の北勝富士が鶴竜を押し出し、初金星を挙げた。初土俵から15場所目での金星は、年6場所制となった1958年以降、幕下付け出しを除き、大砂嵐と並ぶ2位のスピード記録。横綱白鵬は正代を突き落として3連勝。横綱日馬富士は初白星を挙げた。全勝は白鵬、小結嘉風、平幕の阿武咲、碧山、錦木の5人。

 涙の初金星だ。北勝富士は鶴竜の激しい突きにひるまず前進し、引いたところを一気に押し出し。「たまりに座ったとき、何が何だか分からず目頭が熱くなった。久しぶりに泣いた」と喜びを抑え切れなかった。

 「2年前に入門して、この舞台に立てることが最高にうれしい。亡くなったおじいちゃんも夢見ていた」という横綱初挑戦で最高の結果を出した。「前ミツを取らせないで引かせるしか勝機がない。ドンピシャではまった」と振り返る狙い通りの相撲だった。

 埼玉栄高時代に高校横綱、日体大で学生横綱に輝いた24歳。初めて懸賞を手にしたとき、師匠の八角理事長(元横綱北勝海)に渡そうとすると「横綱に勝ったときでいい」と言われたという。「それがやっとできる。親方孝行ですね」と、しみじみ話した。