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医学博士も指摘 猛暑の東京で五輪開催はやはり自殺行為

7/12(水) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 連日、日本各地で猛暑が続いている。東京は今月に入って30度超えの真夏日を8日間記録している。

 注意しなければならないのは熱中症だ。10日は、岩手県で、高校野球県大会の最中に熱中症の症状で男女計35人が病院に搬送され、茨城県でも、高校野球大会の応援中に同様の症状で4人が搬送された。

 改めて気になるのは、2020年の東京五輪だ。7月24日から8月9日までの開催予定だが、夏のど真ん中に“スポーツの祭典”なんてやって大丈夫なのか。2004年のアテネ大会では、35度を超える過酷な環境でマラソンが行われ、嘔吐などの症状で途中棄権する選手が続出した。コンクリート都市・東京で開催したら、選手だけでなく、沿道の観客もぶっ倒れてしまいかねない。真夏のゴルフやサッカーもかなりキツイ。医学博士の左門新氏がこう指摘する。

「熱中症が起きやすい環境には、“温度”“湿度”“輻射熱”の3要素が大きく関わっています。日本の夏は湿度が高い上に気温も高い。マラソンなど野外で行われるスポーツは太陽の熱やアスファルトの照り返しを受けます。つまり、熱中症になりやすい条件が全て揃っているのです。はっきり言って、スポーツをやる環境ではありません。危険すぎます」

 ちなみに、熱中症予防を目的として、湿度や温度、輻射熱から割り出される「暑さ指数」(WBGT値)というのがある。それによれば、WBGT値28℃以上(気温31度以上)で「激しい運動は中止」となっている。

 どう考えても真夏の東京で五輪を開くのは自殺行為だ。50年前の東京五輪もスポーツに適した10月に行われている。

 もともと、東京五輪は、安倍首相が「汚染水はアンダーコントロールされている」と全世界にウソをついて招致したものだ。五輪会場の整備も進んでいない。この際、返上した方がいいのではないか。