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ボルボが全車種をEV・ハイブリッドに 2019年から

7/12(水) 17:40配信

ZUU online

スウェーデンのボルボ・カーズが2019年以降の全車種に電動化を施すことを発表した。業界でも驚きの声があがった。ボルボ・カーズのホーカン・サムエルソン社長兼CEOは「この発表は、内燃機関のみによって走るクルマの終えんを告げています。(中略)今回の発表は、この目標の実現に向けた強い決意の表れであり、その道筋を具体的に示すもの」としている。

■内燃機関のみの自動車が終わる?

ボルボでは、2019年以降発売される全モデルが、電気自動車、プラグインハイブリッド車、もしくはマイルドハイブリッド車となる。

具体的には、2019年から2021年に5台の電気自動車が発売される。全モデルにガソリンおよびディーゼルのプラグインハイブリッド、もしくは48Vのオプションを備えたマイルドハイブリッドが用意されるという。

ボルボ・カーズは、すべての車種で電動モーターが搭載された自動車メーカーになり、そして内燃機関のみの自動車の生産は徐々に生産を縮小するというわけだ。

ボルボの電動化の動きは、もう一つ重要な課題に対応するものでもある。当然ながら、環境への負担を下げることだ。同社は製品と事業の双方でCO2の削減に重点を置き、2025年までに気候変動に影響しない生産事業を行うことを目指し、クリーンな未来の都市づくりを行うつもりだという。

■他社の電動化への動き

他の自動車メーカーも電動化に取り組んでおり、その動きは活発になっている。

フォルクスワーゲンは、2020年から発売が予定されているI.D.シリーズで、2025年までにはeモビリティにおける世界的なマーケットリーダーになることを目指している。同じグループのラグジュアリーブランドのベントレーでも、ベントレーEXP 12 スピード 6eを発表し、その動きに期待が持たれている。

メルセデス・ベンツを抱えるダイムラーは100億ユーロを投資し、2022年までにスマートから大型SUVまで、10車種の電気乗用車を発表するという。2025年までには、メルセデス・ベンツの売り上げのうち、15~25%を電気自動車が占めると予測している。つい先日も、北京にバッテリー専用工場を設立したばかりだ。

BMWでは、プロジェクトiという特別チームを本社で立ち上げ、電気自動車のi3やプラグインハイブリッドのi8など、早くから日本への導入も開始しており、単一自動車メーカーとして最も豊富な7モデルのプラグインハイブリッド・モデルを日本市場で販売している。BMWグループでは、2017年のプラグインハイブリッド・モデルのグローバル販売目標を10万台以上に設定するなど具体的だ。2025年にはプラグインハイブリッド・モデルの割合は15%~20%のシェアになると想定している。

ブルームバーグの予測によれば、2038年には、電気自動車の販売台数が化石燃料車を追い越すという。リチウムイオン電池の価格が下落し、投資が加速され、テスラや日産自動車の生産能力が拡大すると見られ、世界各国で電気を搭載した自動車が当たり前に走っているのを見られる日は、そう遠くはなさそうだ。(高橋大介、モータージャーナリスト)

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最終更新:7/12(水) 17:40
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