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巨人、今季初の3カード連続勝ち越し!菅野が単独トップの9勝締め

7/12(水) 7:00配信

サンケイスポーツ

 (セ・リーグ、巨人2-0ヤクルト、12回戦、巨人7勝5敗、11日、東京D)巨人は11日、ヤクルト12回戦(東京ドーム)に2-0で完封勝ちし、2連勝を飾った。先発した菅野智之投手(27)が7回5安打無失点、8三振を奪う好投で、セ・リーグ単独トップの9勝目(4敗)を挙げ、昨季の勝ち星に早くも並んだ。今季初の3カード連続勝ち越しを決めたチームは、球宴前の9連戦の8試合を終えて6勝2敗。12日にも4位に浮上する。

 大声援を一身に浴びた。菅野は喜びを爆発させるファンに向かって、ほほえんだ。

 「四球を1つも出していなかったので、いいピッチングができたと思います。特に回の先頭、初球を見逃しでカウントをとれたのが大きかった」

 7回5安打、8三振を奪う快投。「きょうの分岐点だった」と振り返った六回は、先頭の藤井に左前打を許したが、3番・山田、4番・バレンティンの要警戒コンビを連続空振り三振。バレンティンは外角に鋭く逃げるスライダーで3打席連続三振にきった。昨季から続くヤクルト戦の連勝は6に伸び、今季3試合は24回を投げ、わずか1失点。最下位に沈む燕打線は敵ではなかった。

 106球で七回を投げ終え、八回は西村、九回はカミネロも無失点で締め、エースは昨季に並ぶ9勝目。1年目の自己最多の13勝超え、初の最多勝のタイトルも視界にとらえる。

 試合中盤、決め球ではないカーブを多投して意表を突くなど、同学年の捕手・小林のリードもさえた。チームの完封勝利は両リーグ最多の14度目。菅野は「誠司の成長だと思う」と証言する。ともに3月のWBCに出場。レギュラーシーズン開幕後は「きょうは打たれることを恐れず、ストライクゾーンで勝負しよう」などと2人でテーマを決め、試合に臨む。苦楽をともにして成長してきた“恋女房”の存在も好調を支えている。

 6月30日のDeNA戦(宇都宮)以降、中4日で7月5日の広島戦(マツダ)、中5日でこの日の一戦と、過去にない過密日程を消化した。登板2日後の休養日を返上するなど過酷な調整を強いられたが、お立ち台では「疲れていますけど、そんなことは言っていられない」と涼しい顔。首脳陣の期待に応えた。

 「本当にいうことがないというか、きっちり(中)4日であったり、(中)5日であったり、変則になってしまった中で、しっかりとしたピッチングをしてくれた」

 高橋監督はエースをねぎらった。渡辺恒雄・読売新聞グループ本社代表取締役・主筆(91)が見守る前で、坂本勇もアーチを放ち、3カード連続の勝ち越しを決め、阪神に敗れた4位・中日との差は0・5ゲームに縮まった。前半戦の最終戦となる12日の結果次第では、4位でのターンも見えてきた。ファン投票で選出された球宴でも雄姿を見せるエースが、反攻劇の主役となる。