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尾崎将司の“着陸”の地は… 70歳でツアー出場にこだわり、聞こえる「そろそろ若手に譲っても」の声

7/12(水) 16:56配信

夕刊フジ

 【SPORTS BAR】

 初めて“実物”を見ました。機体に日の丸を付けた政府専用機。先週、男子ゴルフのセガサミーカップ(北海道・ザ・ノースカントリーGC)の取材で北海道を訪れた。少々休日を取り、ちょっと早めに千歳空港に着いた。タラップを下りたその先、300メートルほどの所にその機体があった。

 以前から千歳空港に“存在”するとは聞いていたが、今回は安倍首相がドイツでのG20など欧州歴訪直前ということで格納庫から出されていたようである。

 しかも、すでに日本の航空会社では使用されていない“ジャンボ”ことボーイング747-400の久々の雄姿。別に航空オタクではないが、やはり感動モノであった。もっとも、このジャンボも2018年で運航を終えるというが…。

 そういえば…。ゴルフ界の“ジャンボ”尾崎将司プロの去就も注目される。今年の1月24日、“古希”(70歳)を迎えたとき、「今年やって結果が出なければクラブを置く」と結果次第での引退を示唆した。昨年辺りから「重大な局面を迎えている」と引き際を思わせる発言もあったが、自らの進退を口にしたのは初めてだった。

 肝心の結果は、いまのところ出ていない。

 セガサミーカップでも初日5オーバーと出遅れ2日目、6ホールを終えた時点で腰痛のため棄権した。今季6試合目、予選通過はない。大会コースは、比較的平坦であるが、肩で息をするジャンボの姿は痛々しかった。

 13年、つるやオープン初日に「62」をマークした。当時66歳、“ツアー史上初のエージシュート”で存在感を見せたが、それ以来、4年間も予選落ちの日々…。

 それでも、今年の5月の日本プロゴルフ選手権(沖縄・かねひで喜瀬CC)2日目、2アンダーで最終18番を迎えて惜しくも3パットのボギー。“エイジシュート”に1打足らず、決勝に進めなかったが、2年ぶりのアンダーに光を見ていた。

 「こういうゴルフをやっとけば次につながる。雰囲気は出てきた」

 永久シードを持つ。同年代の青木功、中嶋常幸はシニアに参戦、テレビ中継の解説など余生?を送るが、「オレの仕事はゴルフ」と現役、ツアー出場にこだわる。「そろそろ若手に譲っても」という声があることも知っているが、ジャンボは復活の夢を捨てていない。

 とはいえ、誰にでも“引き際”は、いつか必ずやってくる。ジャンボも例外ではないが、決めるのは他の誰でもない。ツアー通算94勝を誇るレジェンドである。“最終ジャッジ権”はジャンボだけにある。(産経新聞特別記者・清水満)

最終更新:7/12(水) 16:56
夕刊フジ