ここから本文です

阪神・福留、1カ月半ぶり7号2ラン!金本監督「久々にスカッと」

7/12(水) 7:00配信

サンケイスポーツ

 (セ・リーグ、阪神10-1中日、13回戦、中日7勝6敗、11日、倉敷)甘い直球を見逃さなかった。まだ明るさが残る倉敷の空へ。福留が、復活を遂げる放物線を描いた。

 「後ろにつなぐ意識で打席に入り、甘く入ってきた球をしっかりとらえることができました」

 三回一死一塁。上本の決勝ソロで勝ち越し、なおも好機は続いていた。二回に2ボークを犯し、同点とされていたジョーダンは冷静さを欠き、二塁手・亀沢がなだめる場面も何度かあった。初球、真ん中に入ってきたスライダーをごちそうさま。5月27日のDeNA戦(甲子園)以来、実に1カ月半ぶりとなる7号2ランをぶちかました。

 「僕の中では(殊勲は)孝介の一発かな、という風に思っている。やっぱりチームにとって大きいですしね。久々にスカッとするホームランを打ってくれた」

 金本監督は開口一番、褒めちぎり、「無理をさせてしまって申し訳ない」と休養日お預けが続く現状を謝った。交流戦終盤から打線の決定力不足が目立ち、貯金もみるみるうちに減った。フロントが大砲を求めて新外国人ロジャースを獲得するほど…。そんな緊急事態の中、主砲の豪快弾でジョーダンから3回4得点。昨季から先発として10度目の対戦で最短KOに持ち込めたことに指揮官は「今まで苦しめられてますから。向こうもウチ中心にローテーションを組んできている」と今後への手応えをにじませた。

 試合後。帰りのバスへと向かう道は竜の選手と同じ。同い年で盟友の荒木と偶然重なり合った。

 鈴なりになる報道陣に荒木が「本塁打(のこと)でしょ?」と確認。「3年前だったら、もっと飛んでいたんですけどねぇ…」と、ユーモアたっぷりに背番号「8」の気持ちを“代弁”した。

 「追加点をとることができてよかったです」

 そう喜ぶ福留が本塁打を放てば昨季から9連勝。五回終了時に打ち上げられた620発の花火より先に、勝利は決まっていた。