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猛虎祭や!阪神、上本V弾から難敵ジョーダンKO&2位ターン確定

7/12(水) 7:00配信

サンケイスポーツ

 (セ・リーグ、阪神10-1中日、13回戦、中日7勝6敗、11日、倉敷)祭りだ、祭りだ、倉敷祭りだァ~! 阪神は14安打10得点で大勝し、中日戦の連敗を4でストップ。“倉敷男”上本博紀内野手(31)が決勝の5号ソロを含む4打数4安打3打点と大活躍した。2連勝で貯金6とし、2位ターンも確定。12日も必勝で前半戦を締めくくる!!

 薄暮れの岡山の空に、高々とバットをほうり投げた。五回終了後の花火より先に、“倉敷花火大会”の幕開けを告げる豪快弾! 14安打10得点のど派手な猛虎祭の主役は文句なし、上本だ。

 「まあちょっと、出来過ぎですけど。チームが勝って、ここにいられると思うので。勝ったことが一番、うれしいです。決して狙ってはいないですけど、塁に出ようと思って、来た球に食らいついたら、たまたまホームランになりました」

 お立ち台で、照れくさそうに話した。1-1の三回一死。今季すでに2勝を献上している難敵ジョーダン(試合前時点の対戦防御率1・80)に対し、粘って粘って11球目。148キロを振り抜いた。3試合ぶりの5号ソロ。その後、福留の2ランが飛び出すなど、2番打者の一発で流れは確実に変わった。

 四、五回にもタイムリーを放ち、2年ぶりの1試合4安打、3打点1本塁打の大暴れ。まさに“倉敷男”だ。

 チームにとって通算24勝14敗1分けと相性がいい倉敷だが、上本自身、プロ3年目の2011年7月1日、横浜戦でプロ初アーチを放ったのも、ここだった。同球場ではこれで17打数10安打! 約50キロの距離にある広島・福山市出身。「まあ、実家が近いこともあって、なんかいいことがあるのかなと思います、ハイ」と、静かに笑った。

 常にクールに淡々と。そんな男も、胸の中では反骨の炎をメラメラと燃やしている。今年3月上旬には、胃腸炎に似た症状を抱えていたという。それでもチームから離脱することなくオープン戦16試合に出場。さらに6月15日も発熱し、西宮市内の病院で受診。その後は球場に直行し、同日の西武戦で代打でヒットを飛ばしていた。

 どんな状況だろうが、チームのためなら死力を尽くす31歳。だからこそ首脳陣も配慮する。単打2本、二塁打、本塁打とサイクル安打達成にリーチをかけた状況で、五回でベンチに下げた金本監督は「きょうは暑かったですしね。上本…体力ないんでね(笑)。明日少しでもいい体調で万全にいってほしいということで」と説明。「粘って塁に出たり、粘って打てるのが上本のよさ。自分らしさをよく出してくれました」とねぎらった。

 これで中日戦の連敗を4で止め、2連勝。2位でのシーズン折り返しを決めた。「またあしたしっかり準備して、来た球に食らいついて、1試合1試合頑張りますので、また応援よろしくお願いします」と声を張り上げた上本。前半戦もラスト1試合。“倉敷祭り”の主役が、連勝締めへ、今度は甲子園で暴れる。

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