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登山者に避難情報伝達 富士山噴火を想定し防災訓練

7/12(水) 17:15配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 富士山噴火の危険性が迫ったという想定で、静岡県と関係機関は12日、富士宮、御殿場、須走の3登山ルートの登山者を中心に避難を呼び掛ける火山防災訓練を実施した。富士山周辺の5市町と山小屋計26軒のスタッフら約130人が情報伝達の手順を確認し、県の体験プログラムに参加する大学生2人も模擬登山者として参加した。

 訓練は気象庁が噴火警戒レベル3(入山規制)を発表したという設定で開始した。富士宮口6合目の山小屋には午前10時すぎに携帯電話とデジタル簡易無線で連絡が入り、スタッフは拡声器で周辺の登山者に訓練情報を伝えた。

 2016年度に県が整備したスマートフォン向けの登山届アプリ「コンパス」の拡充機能を使い、登山者に緊急情報を直接配信する送受信試験も行った。藤田和久県危機情報課長は「富士山は活火山だという認識を持って登ることが大切。さまざまな手段で防災気象情報を伝えるので、いざという時は速やかに避難行動を取ってほしい」と呼び掛けた。

 登山ルートとは別に、富士市と裾野市は広域避難計画で第1次避難対象エリアに入る地域を対象に、同様の情報を電話や無線などで住民代表者らに伝える訓練に取り組んだ。

静岡新聞社