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<九州豪雨>住宅跡に花束 発生1週間

7/12(水) 11:14配信

毎日新聞

 九州北部豪雨の被災地では12日も、住民らが流木や土砂が流れ込んだ自宅の片付けに追われた。福岡県朝倉市山田では犠牲となった加藤年彦さん(87)と妻幹子さん(85)の自宅跡に花束が供えられ、夫婦を知る人たちが手を合わせた。

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 幹子さんは元小学校教員で、花束は教え子の男性が「お世話になった先生に手を合わせたいが、避難所生活をしていて現場に行けない」と近所の住民に託して11日に供えられたという。

 花を入れるバケツを貸した近所の男性(65)は「仲のいい夫婦で、地域のリーダー的存在だった」としのんだ。5日夜の豪雨で加藤さん宅など多くの住宅が壊れ、一帯はがれきの山と化した。男性は「一瞬のうちにすべて流された。地区が元通りになる日がくるのだろうか」と声を落とした。

 12日午前10時ごろには幹子さんが勤務した小学校で長女が学んだという夫婦が手を合わせた。井上桂子さん(77)は「活発でしゃきしゃきした明るい先生だった。なんでこげなことに……」と話した。【川上珠実】

最終更新:7/12(水) 11:27
毎日新聞