ここから本文です

<トランプ氏長男>露の支援、メール公開…「父に伝えず」

7/12(水) 11:52配信

毎日新聞

 【ワシントン山本太一、高本耕太】トランプ米大統領の長男トランプ・ジュニア氏ら陣営幹部が昨年の大統領選中にロシア人女性弁護士と面会した問題で、ジュニア氏は11日、仲介者とのメールを公開した。ジュニア氏は露検察幹部が民主党候補のクリントン元国務長官を「有罪にする情報」を提供する意向と伝えられ「素晴らしい」と返信していた。米メディアによると、面会に関し、ロシアによる大統領選介入とトランプ陣営との癒着疑惑「ロシアゲート」を捜査中の特別検察官が調べている。

 ツイッターで公開されたメールは、ジュニア氏と、面会を仲介した元英タブロイド紙記者ロブ・ゴールドストーン氏の昨年6月3~8日のやりとり。ゴールドストーン氏は同3日、「ロシアのトップ検事が(露側の)公文書やクリントン氏を有罪にする情報や彼女のロシアとの取引(情報)をトランプ陣営に提供すると申し出た」と主張。「露政府によるトランプ陣営支援の一環」と説明した。ジュニア氏は「本当なら非常に素晴らしい」と返信。ゴールドストーン氏は同7日、「ロシア政府の弁護士」に面会するよう依頼、ジュニア氏は快諾した。

 ジュニア氏やトランプ氏の娘婿クシュナー大統領上級顧問、マナフォート選対本部長(当時)は同9日、ニューヨークのトランプタワーでこの弁護士と面会した。ジュニア氏は情報は「あいまいで有益ではなかった」と主張している。

 女性弁護士は11日放送の米NBCのインタビューで露政府とのつながりを否定。クリントン氏に不利な情報を持っていなかったが「(ジュニア氏らは)そうした情報を求めているようだった」と語った。保守系FOXニュースは11日、ジュニア氏が面会に関し父親に伝えていないと説明したと報道した。内部告発サイト「ウィキリークス」創始者のアサンジ容疑者は、ジュニア氏によるメール公表は「自分が勧めた」とツイッターで主張した。ウィキリークスは昨年、クリントン陣営の電子メールを暴露。米当局は暴露メールはロシア政府が関与したハッキングで入手されたと見ている。

最終更新:7/12(水) 11:56
毎日新聞