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ロンドン銅・清水聡、10・2東洋太平洋に初挑戦

7/12(水) 6:05配信

スポーツ報知

 プロボクシングの大橋ジムは11日、横浜市内で会見を行い、12年ロンドン五輪バンタム級銅メダリストで日本フェザー級11位・清水聡が、10月2日に東洋太平洋同級タイトルマッチで王者ノ・サミュングに初挑戦すると発表した。昨年7月のプロ転向後4戦目でのタイトル奪取なら国内最速タイ。大橋秀行会長(52)は内容の伴う勝利ならば来年にも世界挑戦させる意向を示した。

 清水は「骨が硬くてカッチカチ」という自慢の左拳をさすりながら、野心を燃やした。WBC世界バンタム級王者・山中慎介(34)=帝拳=の「神の左」のように、3戦連続KOを生んだ左拳の愛称を披露。「僕のこのダイヤモンド・レフトで倒したい」と意気込んだ。

 デビュー4戦目での奪取ならWBOミニマム、ライトフライで2階級制覇した田中恒成(22)=畑中=が14年10月に達成した最速記録に並ぶ。世界挑戦には日本、東洋太平洋いずれかのタイトル獲得が義務づけられているが、五輪メダリストに縛りはない。

 大橋会長は「最速タイ記録もかかるが、あえて挑戦させることにした。いい試合をして勝てば、来年には世界に挑戦させる」と話した。5戦目での世界王座奪取なら15年5月の田中に並ぶ日本人最速。清水も「こんなに早く挑戦できるとは思わなかったけど、ベルトという形あるものが手に入ればうれしい」と歓迎した。

 王者は6月に竹中良(32)=三迫=のV4戦で10回KOしタイトルを初奪取。観戦した清水は「アマ時代に何度もやり合った竹中が負けるとは」と警戒した。自慢のパンチ力は、練習でミットを受ける松本トレーナーの右肘を痛めたほど。「このダイヤモンドが模造品ではないことを証明する」。ロンドン五輪の戦友でミドル級金メダルの村田諒太(31)=帝拳=は先に世界に挑んだ。自身がタイトルをつかめば「俺が1つ上をいく」と、金を超えるダイヤモンドを目指す。(小河原 俊哉)

 ◆清水 聡(しみず・さとし)1986年3月13日、岡山・総社市生まれ。31歳。関西高―駒大卒。ロンドン五輪で68年メキシコの森岡栄治(故人)以来、44年ぶりにボクシングでメダルを獲得。16年7月プロデビューから3戦連続KO中。身長179センチの左ボクサーファイター。

 ◆過去の五輪メダリストの世界挑戦 1964年東京大会バンタム級金の桜井孝雄は三迫ジムから65年6月にプロデビュー。68年7月にWBA・WBC世界バンタム級王者ライオネル・ローズ(オーストラリア)に1―2の判定負け。12年ロンドン大会ミドル級金の村田諒太は13年8月に三迫ジムからプロデビュー。帝拳ジム移籍後、17年5月20日に暫定王者アッサン・エンダム(フランス)との王座決定戦で1―2の判定負け。

最終更新:7/12(水) 6:05
スポーツ報知