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<トランプ氏長男>ウィキリークス創始者の勧めでメール公開

7/12(水) 18:22配信

毎日新聞

 【ワシントン高本耕太】トランプ米大統領の長男ジュニア氏は、なぜ疑惑を深める可能性のあるメールを自ら公表したのか。その意図について臆測が飛ぶなか、内部告発サイト「ウィキリークス」創始者のアサンジ容疑者が11日、「自分が公表を勧めた」と明らかにした。

 ウィキリークスは昨年の大統領選期間中、民主党全国委員会や大統領選候補のクリントン陣営から流出したメール数万通を暴露。オバマ前政権は12月に、流出はロシア情報機関のサイバー攻撃によるものだと断定している。一方、アサンジ氏は暴露に関してロシアの関与を否定している。

 ウィキリークスはこれまで米外交公電などの大量暴露を繰り返し、アサンジ氏は「ホワイトハウスにとって最も危険な人物」と評された。性犯罪容疑で国際指名手配され、今年5月に逮捕状が取り下げられた後も、スパイ罪での訴追を検討する米国への引き渡しを恐れ、ロンドンのエクアドル大使館に逃げ込んだ状態が続いている。

 メールを巡っては、ニューヨーク・タイムズ紙がコピーを入手。内容を報道することをジュニア氏に通告していた。アサンジ氏はツイッターで、11日朝にジュニア氏に接触し「敵が(メールを)持っているのなら、都合よく切り取られたり小出しにされたりするのを防ぐために、自分から公表した方が良い」と説得したと明かした。

 トランプ氏は11日、声明でジュニア氏の「情報公開度の高さ」を称賛したが、メールが今後、疑惑捜査で重大な証拠となる可能性もある。アサンジ氏はツイッターで「証拠採用されないように、出典を隠して公表した方が安全だった」とも語った。

 アサンジ氏とジュニア氏に以前から交流があるかは不明だが、英紙ガーディアン(電子版)は、トランプ氏の長年の友人で私的顧問のストーン氏がアサンジ氏と接触していたと報じている。

最終更新:7/12(水) 18:22
毎日新聞