ここから本文です

【侍ジャパン】次期監督に稲葉篤紀氏有力…7月中の就任目指し交渉

7/12(水) 5:03配信

スポーツ報知

 野球の日本代表「侍ジャパン」の次期監督として、前代表打撃コーチの稲葉篤紀氏(44)が有力候補に挙がっていることが11日、分かった。稲葉氏はヤクルト、日本ハムの主軸として活躍し、五輪やワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場。今春のWBCも小久保裕紀前監督をサポートするなど、国際大会での経験も豊富なことから、2020年東京五輪で金メダルを目指す新チームの指揮官候補に浮上。7月中の就任を目指して交渉が進められる。

 代表監督はプロ・アマの合同組織、日本野球協議会の「侍ジャパン強化委員会」が選考する。20年東京五輪での金メダル獲得を最大目標と定め、具体的な人選は井原敦委員長(NPB事務局長)と山中正竹副委員長(全日本野球協会副会長)に一任されていた。

 歴代代表監督へのヒアリング調査などを基に、プロ野球監督経験者から選手と距離の近い若手OBまで、複数の候補者を選定。「2人以上の候補者と同時に交渉はできない。交渉する相手は1人ずつ」(井原委員長)と、慎重に作業を進める中で浮上したのが、小久保前監督の下で打撃コーチを務めた稲葉氏だった。

 走攻守そろった左の外野手として、ヤクルト―日本ハムで現役通算2167安打をマーク。08年の北京五輪、09年と13年のWBCに出場、09年の世界一に主力打者として貢献した。

 13年には日本ハムで選手兼打撃コーチとなり、同年秋には現役選手ながら侍ジャパン打撃コーチとして台湾遠征に参加。14年に現役引退後も、そのまま打撃コーチとして小久保ジャパンを支えてきた。監督経験こそないものの、国際大会の戦い、さらに現代表の主力選手の特徴も知り尽くしており、世代的にも現役選手とのギャップが小さいことなど、新生侍ジャパンを託す条件がそろった人物だ。

 選考にあたっては、五輪まで3年、さらに21年に開催が見込まれる第5回WBCを含めると4年近く重責を担うことがネックにもなっていた。強化委サイドは「五輪での金メダルが目標であることは変わらない」(井原委員長)としながらも、新たに「侍ジャパン強化本部」を設置して、就任から2年を経過した時点など、節目で体制を見直しながら監督・チームをサポートしていく方針だ。

 今後は本格的な交渉に移り、具体的な契約内容など細部の交渉を進めることになる。7月末までには新監督と強化本部長を決定させ、11月の「アジアプロ野球チャンピオンシップ2017」から新体制が始動する。

 ◆稲葉 篤紀(いなば・あつのり)1972年8月3日、愛知・北名古屋市(旧・師勝町)生まれ。44歳。中京高(現・中京大中京高)―法大を経て94年ドラフト3位でヤクルト入り。2005年に日本 ハムへFA移籍し、06年日本シリーズMVP。07年に首位打者と最多安打。08年北京五輪、09、13年WBC日本代表。14年限りで現役を引退し、15年から日本ハムのスポーツ・コミュニティ・オフィサー(SCO)。185センチ、94キロ。左投左打。

 【侍ジャパン(トップチーム)の主なスケジュール】

 ▼17年11月16~19日 アジアプロ野球チャンピオンシップ2017(東京D)

 ▼19年秋 世界野球WBSCプレミア12(開催地未定)

 ▼20年7~8月 東京五輪(横浜、福島)

 ▼21年 第5回WBC(開催時期、場所未定)

最終更新:7/12(水) 5:03
スポーツ報知