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【セレクトセール詳報】2日間の売り上げ史上最高173億2700万円!「アドマイヤ」の近藤利一氏は意地の5億8000万円落札

7/12(水) 22:09配信

東スポWeb

 11日、北海道苫小牧市のノーザンホースパークで行われた日本最大の競走馬セール「セレクトセール2017」は2日目を迎え、前日の1歳馬に続いて当歳馬が上場。今年で20回目を迎えたセレクトセールの盛り上がりはすさまじく、3頭の2億円ホースが誕生した初日をしのぐ熱い取引が行われた。

 落札金額は5億8000万円。2006年のセレクトセールで記録された過去最高の6億円(父キングカメハメハ、母トゥザヴィクトリー)に迫る“超”の付く高額馬は、母が仏1000ギニーを勝ったイルーシヴウェーヴというディープインパクトの牡馬だ。

 4億円を超えたあたりから場内には異様な雰囲気が漂い、一声がかかるたびにどよめきが起きた。5億円台に到達した際には近年でも一番の熱気に包まれた。

 最終的に落札したのは「アドマイヤ」の冠で知られる近藤利一氏。「スターになる要素を持った馬。前日に友道調教師から“これだけは諦めないでほしい”と頼まれていた。(競ってくる)相手が誰であろうと、こちらにも人としての意地というものがあるから」と近藤氏。オーナーが激しかったセリをこう振り返れば、同馬を管理することになる友道調教師は「血統も素晴らしいが、初めて見たときから一頭だけ動きが飛び抜けていた。落ち着きがあるので折り合いも付きそうだし、2400メートルはバッチリだと思います」。

 この馬だけが突出した存在ではないのが、今年のセレクトセールのすさまじいところ。特にディープインパクト産駒は高額馬が続出。ドナブリーニの17(牝)は(株)DMM.comが3億7000万円で、コンテスティッドの17(牡)は里見治氏が2億円で落札した。

 注目された新種牡馬で人気が高かったのはキズナ。フィオドラの17(牡)は9000万円で落札。キズナと同じ前田晋二氏の名義で、キズナと同じ佐々木晶三厩舎の管理馬として走ることになる。「キズナに対しての思い入れも強いが、産駒にいい馬が多いということもある。ディープインパクトの後継馬になってほしい」とはノースヒルズ代表の前田幸治氏。他の新種牡馬ではゴールドシップ産駒。マイジェンの17(牡)を里見氏が5000万円で落札した。

 また、前日に続いて高い人気を示したのはロードカナロア産駒で、シャムロッカーの17(牡)は1億8000万円で里見氏が落札。ラスティングソングの17(牡)は1億円で(株)KTレーシングが落札した。

 なお、この日の売り上げは86億9250万円。過去最高を記録した昨年(68億1150万円)を大幅に上回り、史上最高を記録。1億円を超える高額落札馬は17頭で、こちらも昨年(9頭)の倍に迫った。2日間合計の売り上げも173億2700万円で、史上最高になった(昨年は149億4210万円)。

最終更新:7/13(木) 9:06
東スポWeb

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