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コウノトリ4羽巣立つ=母鳥誤射で人工飼育―島根

7/12(水) 16:38配信

時事通信

 ハンターの誤射で母鳥をなくした国の特別天然記念物コウノトリのヒナ4羽が12日、島根県雲南市で空に放たれた。

 地元の小学生や近所の人たちなど約300人が巣立ちを見守り、「しっかり育ってほしい」と願った。

 ヒナは4月、雲南市内の電柱の上に作られた巣で誕生したが、地元猟友会が5月19日、サギの駆除中に誤って親鳥ペアの雌を撃って死なせた。

 市教育委員会は、雄の世話だけではヒナが衰弱死する可能性があるとして、兵庫県立コウノトリの郷公園(同県豊岡市)に移し、4羽を人工飼育した。ヒナの日齢が野生の巣立ちまでの平均68日を超え、体重も3~4キロと順調に成長したため、放鳥を決めた。

 12日は市内で放鳥式典が行われた。直前まで降っていた霧雨がやみ、晴れ間が広がる中、木箱からヒナが放たれると歓声が湧いた。優雅に翼を羽ばたかせ旋回する4羽に地元小学校の児童らが大きく手を振り、声援を送った。 

最終更新:7/13(木) 13:59
時事通信