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<大相撲名古屋場所>白鵬、20歳の新鋭に「かかって来い」

7/12(水) 20:41配信

毎日新聞

 ◇大相撲名古屋場所4日目(12日)

 白鵬が積み重ねた1040の白星の中に、こんな勝ちは他に見たことがない。力を抜いて何度も両手を広げ、貴景勝に「かかって来い」の合図。満員のファンを沸かせ、白鵬は「何か、そうなってしまった」と苦笑いだ。

 相手は20歳の新鋭で、突き押しが身上。丸い体での突進を警戒して、白鵬は左右から張り、突き放しに徹した。だが貴景勝もひるまず、かといってむやみに出てこない。「間がありましたね」と白鵬。両者が動けず、ぶつかり稽古(げいこ)のようになった。

 「『来い』って言ったかなあ。分からないけど」と白鵬。結果は貴景勝が「うまく誘われた」。出た瞬間に左四つ。白鵬には得意と逆だが、貴景勝は「取られたら誰にも勝てない」まわしを許して観念し、力が抜けた。白鵬が挑発したとも取れる流れだったが、八角理事長(元横綱・北勝海)は「来るなら来いという感じ。貴景勝も冷静だった」と問題にしなかった。

 「余裕があるから勝てる」と白鵬。鶴竜が休場し、稀勢の里と日馬富士ももたつく中、すっかり主役。将棋界のホープ、藤井聡太四段との記念撮影で、浴びせられた無数のフラッシュに「目が痛いわ」。気分上々だ。【上鵜瀬浄】

最終更新:7/12(水) 21:28
毎日新聞