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カノ、オールスター初MVP「昔からテレビで見てMVPを取りたかった」

7/13(木) 5:03配信

スポーツ報知

◆MLBオールスター ナ・リーグ1―2ア・リーグ(11日・マイアミ)

 【マイアミ(米フロリダ州)=一村順子】第88回オールスター戦が11日(日本時間12日)、マーリンズの本拠地マーリンズ・パークで行われ、ア・リーグが2-1でナ・リーグを下し、5連勝を飾った。同点の延長10回にR・カノ(マリナーズ)が決勝ソロを放ち、最優秀選手(MVP)を初受賞。通算成績は43勝43敗2分けとなった。

 34歳のベテランが一振りで試合を決めた。1-1で迎えた延長10回。7回から代打出場していた先頭・カノがデービス(カブス)のカーブを捉え、右越えの決勝弾を放った。「打った瞬間は分からなかった。オールスターで活躍するのは特別な気分だ」。通算361得点で並び、通算成績もタイに。文句なしで初のMVPもゲットした。

 新人で球宴に選出されたA・ジャッジ(ヤンキース)ら初出場が28人、27歳以下が33人という若い顔ぶれが揃った。カノは故障で辞退した選手の代替で選ばれ、ナ・リーグのモリーナ(カージナルス)と並んで最多8度目の球宴出場。5月には右太もも痛で故障者リスト入りしたが、メジャー13年目の今季も勝負強い打撃は健在だ。「普段の試合と同じようにチームに貢献したかった。昔からテレビで見てMVPを取りたかった」と声を弾ませた。

 カリブ海諸国の中南米出身者が多く住むマイアミで初めて開催された。試合前には同じドミニカ共和国出身で、米野球殿堂入りしているペドロ・マルチネスらが始球式を行った。WBC3大会連続出場するなど、ドミニカ代表のリーダーでもあるカノは「特別な意味を持つ球宴。彼らはラテン系選手の先駆者だ。先人たちがメジャーを面白く、エキサイティングにし、我々に扉を開いてくれた」と言う。

 今球宴の米国以外の米国外の出生者は23人で、ドミニカ勢は最多10人が選出された。「いつでも大きなことを達成するのは素晴らしいこと。家族の前なら、なおさらだ」。通算2297安打&295本塁打をマークしているベテランがマリナーズ所属の選手としては2007年のイチロー以来となる勲章を手にした。

(一村 順子)

 途中出場のサノ(ツインズ)がラッキーな先制打を放った。4回守備からア・リーグ三塁の守備に入り、5回2死二塁で右翼線にポトリと落ちる適時打を放った。「とても楽しめた。素晴らしい雰囲気の中で、特別な体験ができた」。今季21本塁打の24歳は前日の本塁打競争で準優勝。初出場の球宴で存在感を見せた。

 ナ・リーグ先発のM・シャーザーは1回1安打無失点で2三振を奪った。「最高の選手たちを抑えられると証明したかった」。メジャーでは本塁打増が話題となっているが、「制球により気を使うようになった。よりいい投手になった」と前向き。ア・リーグのC・セールは異なるチームで初めて2年連続で球宴先発。2回を3K、3安打無失点だった。

最終更新:7/13(木) 5:08
スポーツ報知