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新聞投書欄の母の声に賛否両論 「こんな理不尽な母親になれなんて、未来ある人に絶対言えない」

7/12(水) 16:05配信

SankeiBiz

10日の毎日新聞朝刊の投書欄「卒母のススメ」がネットで話題になっている。この投書欄では、子育てを終える「卒母(そつはは)」について読者から投稿を募集している。10日に掲載された投稿では、西東京市の「疲れた母」さん(55歳)が「努力は実を結ばないのね」と題し、息子への熱心な教育が報われなかったことへの徒労感をつづっている。

 「虫歯で苦労しないよう仕上げ磨きを欠かさなかったのに、今じゃ歯磨きしない男に」「環境のため親子でエコ活動していたのに、今じゃ一面ごみの部屋で暮らす男に」など、我が子を手塩にかけて育ててきたものの、「疲れた母」さんの思い描く息子像のとおりには成長しなかったよう。

 「少子化バンザイ。こんな理不尽な母親になれなんて、未来ある人に絶対言えない」「徒労感いっぱいで、私は卒親する気満々だ」と自虐気味に続け、「息子らにひと言。『努力が全く実を結ばない世界があるってこと、教えてくれてありがとう』」と皮肉たっぷりに締めている。

 この投稿に対してツイッターでは「涙が出ました。私の気持ち、そのままです」「コレは、オカンみんな思ってるでしょう」など共感を呼ぶ他、「私が子供だったら、反抗すると感じました」「捨て台詞も酷い。言われた方の息子はこんなん言われたら親から捨てられた気分になるわ」「私だったら、こんな母親はいらない。私の母親がこういうタイプだった。『~してあげたのに』って恩着せがましい」など批判の声もあがっている。

 「卒母」とは、毎日新聞で16年に渡り連載していた西原理恵子さんの漫画「毎日かあさん」が完結する際に使われた言葉。ギャグタッチに子育てを描いた西原さんの言葉にちなむ投書コーナーということもあり、「子どもへの愛をおもしろおかしく書いてみた文章だと思うのだけど」「ネタにマジレス」などと投稿者のユーモアを汲み取る向きもある。

 文面だけでは「疲れた母」さんの真意を推し量ることはできないが、子どもは思い通りに育たないとは分かっていてもあれこれ世話を焼いてしまうのが親心なのだろう。(SankeiBiz 久住梨子)

最終更新:7/12(水) 16:05
SankeiBiz