ここから本文です

YOSHIKI「俺たち何回転んでいる?」 困難を乗り越えたX JAPAN/芸能ショナイ業務話

7/12(水) 15:00配信

サンケイスポーツ

 5月16日に頚椎人工椎間板置換手術を受けたロックバンド、X JAPANのリーダー、YOSHIKIが11日、大阪城ホールで行われた同バンドのワールドツアー日本公演(2都市6公演)でステージ復帰した。

 この日は首に負担がかかるドラムは控え、ピアノ演奏のみとなるバンド初の全編アコースティック編成。歴史的公演に復帰を待ちわびた約1万人が歓喜した。

 ライブはストリングス16人を率いたYOSHIKIのピアノ演奏で代表曲「Forever Love」「紅」を披露したり、ハイスピードの楽曲「Silent Jealousy」をアコースティックギターの演奏で魅せるなど、趣向を凝らした演出が満載だった。

 首にレザー製の特製サポーターを着けたYOSHIKIもステージを歩き回り、「歩くのってリハビリにいいらしいよ。つま先で歩くのもいい」とうれしそう。ボーカルのToshlは、「YOSHIKIはすごく痛いのに我慢してリハビリだと思ってやっている。だからこうして応援してくれるのが一番だと思う」と笑顔を見せた。

 YOSHIKIがステージ上で、「昔、日産スタジアムで七転び八起きって言ってたけど、俺たち何回転んでいる?」と話したように、X JAPANは紆余(うよ)曲折を乗り越えてきたが、その度にメンバーの結束力が高まっているように思う。

 ライブ中のトークでも仲の良さや絆が随所に垣間見える。昨年は大腸憩室炎などでギターのPATAが休養したこともあり、YOSHIKIが「PATAに『大丈夫』と言われた。PATAに言われたくないよね」とジョークを飛ばすと、PATAは「ご心配おかけしました」とペコリ。すると、すかさずYOSHIKIは「まだ俺、ご心配おかけ中」と返し、会場は笑いの渦に包まれた。

 YOSHIKIに「元気?」と聞かれたベースのHEATHは「いや~、比較的元気です。毎日おいしいお酒を楽しんでますよ」とニンマリ。ギターのSUGIZOも「過労ですが、X JAPANに食らい付いていってます。覚悟なさってください」と穏やかな笑みを浮かべ、アコースティック編成での公演について、「X JAPANの新しい道が開けたって思う。このスタイルなら70歳までできる」と新境地に意欲をみせた。

 公演前の会見でもYOSHIKIが、「ファンの皆さんの『ステージに戻ってきてほしい』という多くの声が励みになり、メンバーがアコースティックバージョンもありじゃないかと背中を押してくれたことが自信になりました」と感謝していた。

 本当にX JAPANには何度も大きな壁が立ちはだかるが、その度にそれぞれが支え合って必ず乗り越えてみせる。その姿に多くの人が感動し共感を覚える。

 今回の危機もバンドにとってはいい形に働くのではないかと思う。数々の困難を乗り越えて強くなっていくバンドの活躍を今後も見守りたい。(ちゅん)