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中国が初の海外基地建設へ 「補給」名目でジブチに 海兵隊配備の観測も

7/12(水) 20:40配信

産経新聞

 【北京=西見由章】中国国防省は11日、アフリカ東部ジブチで建設を進めていた補給基地の創設を宣言し、広東省湛江の軍港で駐留部隊の出陣式を行った。12日付の軍機関紙、解放軍報などが報じた。人民解放軍初の海外基地となり、欧米諸国は中東などでの軍事プレゼンス拡大に向けた拠点づくりとみて警戒を強めている。

 出陣式には海軍トップの沈金竜司令官が出席。駐留部隊は揚陸艦「井岡山」と半潜水艇「東海島」に乗り込み現地へ向かった。国防省によると、ジブチの基地はソマリア沖・アデン湾での海賊対処活動部隊やアフリカでの国連平和維持活動(PKO)部隊への補給任務などにあたる。各国との軍事演習の支援や自国民保護などの任務も担う。

 一方、中国は海外権益やシーレーンを守るために即応部隊の海軍陸戦隊(海兵隊)を大幅に増強する方針だ。専門家の間では、部隊の一部がジブチの基地やパキスタンのグワダル港に配備されるとの観測もある。

 ジブチは紅海の入り口にある戦略的要衝で、米国や旧宗主国フランスの基地があり、この海域で海賊対処活動を行う自衛隊も拠点を置いている。

最終更新:7/12(水) 20:40
産経新聞