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【直前レビュー】4-6月期米企業決算は10%程度の増益へ、注目のセクターは?

7/12(水) 10:10配信

投信1

今週から4-6月期の米企業決算の発表が本格化します。今回は、好調が続く米企業業績のポイントを整理し、注目されるセクターをピックアップしてみました。

4-6月期の米企業決算は10%程度の増益へ

米調査会社ファクトセットによると、S&P500構成銘柄の4-6月期の利益は7月7日現在で前年同期比+6.5%と予想されています。全11業種のうち9セクターで増益となる見通しです。

通常、事前予想は低めに見積もられており、過去5年を平均して見ると実際の業績は予想よりも3%程度高くなる傾向にあります。たとえば、1-3月期は9%の予想に対し実績は14%となっています。したがって、最終的には10%程度の増益が見込まれます。

セクター別の増益率ではエネルギーが+387.5%と他を圧倒しており、情報技術が+10.5%で続いています。平均を上回るのはこの2業種のみですが、エネルギーを除くと平均は+3.7%にとどまり、この平均であれば金融(+6.0%)や素材(+5.0%)も平均以上の伸びとなっています。

一方、公益(-0.1%)と一般消費財(-2.2%)が減益となる見通しです。

1年後の株価目標は9.9%上昇、年初来の騰落率はヘルスケアがトップ

業績見通しによる1年後のS&P500の目標株価は2,648となり、9.9%の上昇が期待されています。

目標値と現在値の差をセクター別に見ると、エネルギー(+21.3%)、一般消費財(+13.6%)、情報技術(+13.1%)が上位3セクター、金融(+5.0%)、公益(+5.0%)、ヘルスケア(+6.4%)が下位3セクターとなっています。

実際の株価の動きを見ると、S&P500の年初来の騰落率は6月30日現在で+8.2%となっています。セクター別では1位がヘルスケアの+17.2%で、情報技術(+16.7%)、一般消費財(+11.1%)、素材(+9.2%)、資本財(+8.7%)が続いています。ヘルスケアを除くと景気敏感セクターが上位に顔を並べています。

一方、エネルギーが-14.1%と唯一の下落となっています。

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最終更新:7/12(水) 10:10
投信1