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アイコスはたばこ業界のiPhoneになれるのか?

7/12(水) 11:35配信

投信1

「加熱式たばこ」に対する認知度が一段と高まる

煙を出さず、いやな匂いも少ない「加熱式たばこ」に対する注目が集まっています。この加熱式たばこの先行企業は、iQOS(アイコス)で有名な米フィリップモリス(PM)です。同社は、日本の加熱式たばこ市場で約90%、たばこ市場全体で約10%のシェアを確保しているとされます。

これを追うのが、英ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)や日本たばこ産業 <2914> です。アイコスは、既に都内を含む全国で販売されていますが、日本たばこ産業(JT)は6月29日からPloom TECH(プルーム・テック)を、またBATは7月3日からglo(グロー)の販売を東京で開始しています。

アイコスを含め、本体(スターターキット)の入手は依然として容易ではありませんが、都内で3社の製品が出揃ったことで、日本における加熱式たばこの認知度が一段と高まることが予想されます。

アイコスがiPhoneと比べられる理由

さて、この加熱式タバコに関して、一部では「タバコ業界のiPhone」と呼ばれることがあります。今さら申し上げるまでもなく、iPhoneは2007年に米アップルが発売を開始したスマートフォンです。そのiPhoneが、なぜ加熱式たばこと比較されるのでしょうか。

理由はいくつかあります。

まず、アイコスに限っていえば小文字の「i」で始まっていることや、語感が似通っているためです。また、アイコス本体の形状や、本体の充電をUSBケーブルで行うことがスマホに重なることなども挙げられます。

一方、アイコスに限らず、加熱式たばこ全般についてはどうでしょうか。そこでのキーワードは「イノベーション」です。

iPhoneは、それまでの携帯電話のようなボタンではなく、タッチパネルで操作するようになりました。また、音声通話だけではなく、インターネットを通して音楽や映画などを楽しむツールにもなります。

このように、これまでの常識を覆し新たなユーザー体験をもたらす画期的な製品は「イノベーティブな製品」と言われますが、加熱式たばこも、これまでの紙巻タバコとは大きく異なるイノベーティブな製品であるという見方が、「加熱式たばこは、たばこ業界のiPhone」と呼ばれるゆえんとなっています。

紙巻タバコが健康によくないことに疑いの余地はありませんが、加熱式たばこは有害物質の根源であるタールを排除できるため、健康リスクは低減できます。また、煙が出ないので、わざわざベランダに出る必要もなければ、子供から匂いを嫌がられることもなくなるのです。このように、加熱式たばこは極めてイノベーティブな製品です。

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最終更新:7/12(水) 11:45
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