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熱中症にご用心 部屋の中でも、喉の乾きを感じなくても

7/12(水) 6:04配信

BuzzFeed Japan

連日、真夏日が続き、心配になるのが熱中症。総務省消防庁によると、7月3日から9日までの熱中症による救急搬送者数は4241人に上った。特にお年寄りは、暑さや体調不良を感じる感覚が鈍り、いつのまにか意識が遠のくこともあるので注意が必要だ。

 救急救命医で、老年病の専門医でもある藤田保健衛生大学の救急総合内科学教授、岩田充永さんにこの季節、注意すべきことを教えてもらった。【岩永直子 / BuzzFeed Japan】

熱中症とは?

気温や湿度が高い環境では、体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温の調節機能が下がります。その結果、体に熱がこもって体調が悪くなることを言います。

気温30度、湿度60%という環境基準のどちらかが上回ると、急激に熱中症が増えることがわかっています。天気予報で、お住まいの地域の最高気温が30度を超えるようでしたら、特に警戒しなくてはいけません。

どのような症状が出るの?

軽症の時は、めまいや立ちくらみ、足がつる、頭痛や吐き気などの症状が出ることが多いです。徐々に症状が進むと、体温が38度を超えて上がり始め、40度以上の重症になることもあります。

重症になると、意識を失い、けいれんなどを起こして、肝臓や腎臓など内臓障害が起きることもあります。発見や治療が遅れると死に至る可能性もあるので、油断してはなりません。

救急車を呼んだ方がいいのはどんな時?

自分では動けない状態になったら、すぐに救急車を呼んだ方が良いでしょう。立ち上がれなくなったり、足腰が動かせなくなったりしたら危険な状態にあります。意識がない場合は、もちろんすぐに呼ばなければいけません。

応急処置として、涼しいところに運び、太い血管のあるわきの下などを氷で冷やすなど、体温を下げるようにしてください。

どんな治療をするの?

何よりもまず、体温を下げることが優先されます。38度以下にするため、体に霧吹きで水をかけて、あおいで体の表面の温度を下げることをします。

42度以上にもなると、人工透析をしたり、冷やした点滴を入れたりして、体温を下げるようにします。内臓障害などを起こしている場合は、集中治療を行う場合もあります。

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最終更新:7/12(水) 6:56
BuzzFeed Japan