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シルバーストン、F1イギリスGP開催契約を途中破棄。新オーナーのリバティ・メディアと再契約へ

7/12(水) 8:47配信

motorsport.com 日本版

 シルバーストンは、F1イギリスGPの開催契約を2026年まで持っていた。しかし、オーナーの英国レーシングドライバーズクラブ(BRDC)は、その契約の中に存在する契約を早期終了させる条項を行使。これにより、現在の条件でシルバーストンでF1が行われるのは2019年が最後ということになった。

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 もともとの契約では、イギリスGPの開催権料がエスカレーター式に毎年5%ずつ上昇するようになっていた。これにより、2010年には1150万ポンド(約16億8300万円)から、今年は1620万ポンド(約23億7100万円)まで開催権料が増加している。本来の契約最終年度である2026年には最終的に2500万ポンド(約36億5900万円)、当初の倍以上の金額になってしまうのだ。 

 BRDCは数カ月熟慮を重ね、将来的な資金不足が起こるのは確実であることから、レースを続けていく余裕がないという結論に至った。

 BRDCのチェアマン、ジョン・グラントは次のように語った。

「今回の決定は、現行契約の条件ではイギリスGPを行うことが財政的に不可能であることから決められた。我々は、2015年には280万ポンド(約4億1000万円)、2016年には480万ポンド(約7億220万円)の損失を計上しており、今年も同様の損失が出る見込みだ」

「もはや、F1に対する我々の情熱を我々の手でコントロールすることができない、”転換点”に達してしまったのだ」

「それはシルバーストンとBRDCの将来を危険にさらすだけではない。英国のモータースポーツコミュニティは、我々と共にあるのだ」

 BRDCは、以前F1を支配していたバーニー・エクレストン時代に結んだ現在の契約を破棄することで、F1の新しいオーナーとなったリバティ・メディアと、2019年以降の新契約を結ぶことができると、期待をしている。

「今回我々は契約の途中解除条項を行使した。しかしながら、リバティ・メディアのチームがF1のサーキット体験を改善させるために行っている変更を、完全に支持していることを明確にしておきたい」

「今後、シルバーストンでのイギリスGPが長年にわたって経済的に持続可能となるよう、彼らと新しい契約を結ぶことができることを期待している」

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