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奄美の絆つなぐ模合 沖縄かけろま会

7/12(水) 13:13配信

南海日日新聞

 鹿児島県奄美大島の南側に位置する加計呂麻島(かけろまじま)出身者でつくる沖縄実久会(前田茂会長)は、元気な女性たちに支えられている。婦人部の中心メンバーでつくる「かけろま会」は、30年以上の歴史を持つ模合(もあい)グループ。毎月第2日曜に沖縄県浦添市のレストランで会合を開き、親睦を深めている。

 現在のメンバーは9人で、平均年齢は85歳。かけろま会の結成当初から在籍する実久会婦人部長の與那覇ノブ子さん(82)は「30年以上の間に模合のメンバーは何度も入れ替わった。亡くなったり、介護施設に入ったり、奄美に引き揚げるなどして、会員自体も減少している。それでもこうして定期的に集まることができるのは模合のおかげ」と話す。

 沖縄・宮古島出身で現在は宜野湾市に住む佐多秀子さん(88)は、2年前から、かけろま会に参加。「奄美には一度も住んだことがないが、夫が加計呂麻島の阿多地(あだち)集落出身というつながりで模合に呼んでもらいとてもうれしい。実久の人は結びつきが強く、皆温かい」と話す。

 宜野湾市でスナックを営む豊島のりえ(79)さんは、実久生まれ実久育ち。「月に一度、きれいな格好をして皆と出掛けるのが楽しみ」と笑顔を見せた。

 年に1度の母の日には男性陣を交えてグラウンド・ゴルフを楽しむ。沖縄瀬戸内会主催の大運動会が今年からなくなり、郷友会の新たなイベントの開催が待ち望まれるなか、女性ならではの元気なアイデアがこの模合から生まれるかもしれない。
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 模合 複数の人が毎月決まった金額を出し合い、その総額を1人ずつ順番に受け取るという沖縄・奄美独特の集まり。相互扶助の金融システムとして普及してきたが、現在は定期的な情報交換や交流の場としても活用されている。

奄美の南海日日新聞

最終更新:7/12(水) 13:13
南海日日新聞

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