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豪雨1週間、不明なお22人 死者25人、避難1388人に

7/12(水) 9:40配信

西日本新聞

 甚大な被害をもたらした九州豪雨は、12日で発生から1週間を迎える。福岡、大分両県の犠牲者は25人に上り、不明者22人の捜索が続く。1388人が帰宅できず、避難生活は長期化しつつある。JR九州は11日、97カ所で被害があり、久大線で流失した鉄橋の復旧工事は「一般的に3年ほどかかる」との見通しを示した。一方、仮設住宅に関する調査など生活再建へ向けた動きも始まった。

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 これまでに福岡県朝倉市で18人、同県東峰村で3人、大分県日田市で3人の遺体が発見された。有明海でも5人の遺体が見つかり、うち1人は朝倉市の男性と判明。他の男性1人、女性3人については、警察が身元の確認を進めている。

 朝倉市によると、10日に見つかった2人の遺体について、同市杷木志波の鬼塚功二さん(62)、同市杷木松末の小川稜人さん(76)と11日に確認。市は鬼塚さんを孤立者に数えていたため、これで孤立は解消されたとしている。

 日田市は629人に避難指示を続けている。避難者は日田市276人、朝倉市956人、東峰村150人-など。家屋被害は福岡県で全壊84や半壊20など345件、大分県で全壊20や半壊13など331件。

 福岡県は11日、朝倉市と東峰村に被災者生活再建支援法を適用すると発表した。豪雨災害に伴って住宅が損壊した被災者に、最大300万円を支給する。

 朝倉市、東峰村はそれぞれ、仮設住宅の建設に向けた検討を始めた。11日には東峰村が家屋被害の現地調査に入り、朝倉市も住民の意向を聞いている。両市村は同日、罹災(りさい)証明書の申請受け付けも始めた。

 県などによると、日田市の断水は解消したが、11日夕現在、朝倉市1654世帯、東峰村199世帯で断水が続き、給水車21台が出動して対応。東峰村は2週間以内の仮復旧、朝倉市も早期復旧を目指している。

 気象庁によると、12日は対馬海峡付近にある梅雨前線が南下し、九州北部で局地的に激しい雨が降る恐れがあるという。気象庁は土砂災害への警戒を呼び掛けている。

=2017/07/12付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞社

最終更新:7/12(水) 9:40
西日本新聞