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「1984年のUWF」に反論? 専門誌が旧UWFを再検証した

7/12(水) 12:04配信

スポーツ報知

 プロレス専門誌「ゴング」(休刊)の流れをくむ「Gスピリッツ」vol.44(辰巳出版、1148円+税)が発売された。特集テーマは「スーパー・タイガー」で、1984年4月から85年9月までのわずか1年半だけ存在したユニバーサルプロレス(旧UWF)について、佐山サトル(59、初代タイガーマスク、初代スーパー・タイガー)を徹底インタビューしている。

【写真】初代タイガーマスクのハイキック

 同じくロングインタビューに応えている藤原喜明(68)が「最近、何だかUWFに関する取材が多いんだよな」と言うほど、UWF関連本やムックが出ている。それは、「1976年のアントニオ猪木」をヒットさせた柳澤健氏(56)による「1984年のUWF」(文藝春秋、1800円+税)が売れているからに他ならない。

 「Gスピリッツ」のメインライターは元「週刊ゴング」編集長の“熱血プロレスティーチャー”こと小佐野景浩氏(55)。小佐野氏が佐山、藤原、そして佐山のシューティング時代の弟子で後に全日本プロレスに入門する北原光騎(53)の3人をロングインタビュー。UWF公式ルール全文や、当時の北沢幹之レフェリー、上井文彦営業部長、スーパータイガージム・寺島幸男会長の座談会を収録している。

 柳澤氏の「1984年のUWF」では、84年だけではなく、前田日明(58)らが88年に出直して熱狂的なブームを呼んだ新生UWFまでの流れを網羅したUWF史になっており、その書評で「タイトル通り『84年』に特化したものを期待していたが、それはマニアックすぎるか」と書いたことがあるが、それを専門誌がやってくれた。

 しかも、他のUWF本とは違う歴史が見えてきたりする。これは、売れたことによって“定説化”している「1984年のUWF」への反論なのかもしれない。「Gスピリッツ」の佐々木賢之編集長(45)は「そういう意識はありませんが、プロレスマスコミの視点で検証してみました」と言う。

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最終更新:7/12(水) 12:54
スポーツ報知