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神鋼メタルプロダクツ、今期売上高2割増へ

7/12(水) 6:04配信

鉄鋼新聞

 神戸製鋼所子会社の神鋼メタルプロダクツ(本社・北九州市門司区、社長・安藤裕幸氏)は2017年度の売上高を前年度比で2割伸ばす。船舶や造水プラントなどで用いられる銅合金管の販売量を同1割増となる年間3100トンに、連続鋳造機のキー部品であるモールドは同約2割増の5100本にそれぞれ増やす計画。異種金属を組み合わせた複合線の売上高は同1・5倍に高める。

 同社では耐食性と熱伝導性に優れるアルミ黄銅や銅ニッケル系の合金管を製造・販売。合金管事業では昨年度に軟調だった国内の造船関連需要が改善するなどして今年度は販売増を見込んでおり、現在まで計画通りに増加している。併せて韓国の造船関連でも顧客基盤の拡大などによる販売増を狙う方針。
 モールドは溶けた鉄を流しこむ連続鋳造設備の中心部品で、鉄鋼メーカーがユーザー。同社は長寿命タイプの製品を中心に世界に供給しており、今年度は国内外で販売増を見込んでいる。海外では付加価値が認められる高品位品需要を捕捉しながらロシアやインド、ベトナムなどで拡販を進める。
 複合線については中国でのエアコン関連需要などに期待。エアコン需要の増加やインバーター化の進展などを受けて販売拡大を見込んでいる。特殊な液体を圧力媒体として全方向から均等に加圧する静水圧押出機を有することが同社の特長。今後は静水圧押出機を生かした新製品の開発を引き続き進めながら事業の拡大を図る考え。安藤社長は「技術的なシーズをニーズに結び付けていく。これからさらに需要の掘り起こしに注力したい」と話している。

最終更新:7/12(水) 6:04
鉄鋼新聞