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「加計」閉会中審査 前川氏が読売「出会い系バー」報道批判

7/12(水) 10:46配信

ホウドウキョク

「個人的な行動がなぜ全国紙で報道されるのか」

加計学園問題を巡り10日開かれた閉会中審査の中で、読売新聞の「出会い系バー」報道について前川前事務次官が、「個人的な行動がなぜ全国紙で報道されたのか」と批判し、「もしこうしたことが私以外にも行われているとしたら、この国の国家権力とメディアの関係には非常に問題がある」と強い懸念を表明した。

【関連】前川氏が訴えたポイント

衆議院の閉会中審査では、日本維新の会の丸山議員が、前川氏が「出会い系バー」に通っていたことについて、「貧困の実地調査だった」と説明したことを質した。
「国民の声を聴くと、あの言い訳はないんじゃないかと。『貧困実地調査』はどう政策に反映されたのか。この部分があるがゆえに国民に不安を与えている。」(丸山議員)

これに対して前川氏は、「『調査』という言葉使いは、確かに余り適切でなかったかもしれません。」と陳謝したうえで、読売新聞の報道姿勢に対し「個人的な行動が、どうしてこの全国紙で報道されるのか。」と批判した。

読売記事が「これ以上の発言封じ」に

さらに前川氏は、「昨年の秋に既に杉田官房副長官からは、その事実関係について聞かれ、またご指示も受けたという経緯がございます。」と述べたうえで、「そのことがなぜ5月22日の読売新聞に出たのか、私は問題にすべきだという風に思っております。」と、その掲載タイミングについて疑問を呈した。

読売がこの記事を掲載した5月22日は、文科省の「総理のご意向」文書が朝日新聞でスクープされた5月17日からわずか数日後だ。記事には、「出会い系バー」に前川氏が通っていたことは報じられているものの、違法行為があったとは書いていない。この時点で一般の読者は前川氏と加計問題の関連を知らず、記事は「官僚トップの風俗通い」報道と思っただけだろう。

しかし永田町界隈では、「総理のご意向」文書が報道された直後から、政府与党を中心に「文書をマスコミに漏らしたのは前川氏だ」とのうわさが流れていた。

さらに「前川氏が『週刊文春』の取材に応じて、文書は本物だと言ったらしい」との情報もあった。

こうした情報をもっていた関係者には、この記事が「前川氏への人格攻撃」「これ以上の発言封じ」とうつっただろう。

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最終更新:7/12(水) 10:46
ホウドウキョク