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U20日本代表のリーダー候補。明大・武井日向のハードワークが欠かせぬわけ

7/12(水) 12:40配信

ラグビーリパブリック(ラグビーマガジン)

 20歳以下日本代表は目下、選手選考の真っ最中だ。7月にあった「TIDキャンプ(U20)」の第3、4回合宿で登録された35名が28名に絞り込まれ、8月29日に開幕するウルグアイでの「ワールドラグビーU20トロフィー」に臨む。

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 優勝すれば来季は上位トーナメントの「ワールドラグビーU20チャンピオンシップ」へ2季ぶりに復帰できるとあって、遠藤哲ヘッドコーチは「いままでのU20日本代表では、下に落ちて1年で復帰した例は過去にない。選手には前例のないチームになろうと話しています」とミッション達成に燃えている。

 セレクションと並行し、メンバー入り後の船頭役となる選手の見極めもなされていよう。普段から率先して周りに声かけをするのは、東海大のSOである眞野泰地。本人も「リーダーを…と言われています」とその立場を認識している。

 しかし第4回合宿最終日の7月9日、茨城・流経大グラウンドにおける流経大との練習試合では、武井日向がゲーム主将を務めた(●17-33)。欠場した眞野に代わり、先頭に立った。

 ルーキーイヤーから出番を得た明大2年目の今季、所属先での意気込みもこう明かしている。

「去年は自分の仕事をすることで精いっぱい。今年は自分の責任を全うするだけでなく、周りともコミュニケーションを取れるようになっていきたいと思います」

 年齢に関係なく、周りを引っ張れる選手になりたいのだ。

 身長170センチ、体重96キロ。スクラム最前列中央に入るHOとしては大柄ではないが、機動力で魅す。

 U20日本代表候補として挑んだ流経大戦でも、その長所を発揮した。

 前半20分前後のことだ。

 まずは自陣22メートル線付近で、防御網へ突進する。前に出ながら、球を地面に置く。すぐに起立。パスをもらった後方の味方がキックをすると同時に、両隣の選手に目配せをしながらチェイス(弾道へプレッシャーをかける動き)を始める。

 仲間と横一線の列をなし、敵陣22メートル付近まで駆け上がる。流経大の反攻を未然に阻止する。

 相手が次善策として蹴ったキックは、U20日本代表候補から見て敵陣の右タッチライン方向へ飛ぶ。その結果、U20日本代表候補は敵陣での攻撃権を獲得した。

 U20日本代表候補はボールキープしているうちに、流経大の反則を奪取。最後はゴール前右におけるラインアウトから、トライラインを割った(12-19)。

 全選手が連動してのスコアのプロセスに、背番号「2」のハードワークが確かにあった。

 キックを多用する今季のU20日本代表にあって、プレーとプレーの合間でさぼらないHOは重宝されそう。眞野に「本当に、いい選手です」と言わしめる本人は、かねてこんな意識を抱いていた。

「フロントロー(大型選手の多いスクラム最前列)のなかでもHOは、仕事量が求められる。そこは意識しています」

 将来の日本代表入りに向けては、「まだまだ遠い存在だと思います。一つひとつ積み重ねて、そういう存在になりたい」。大目標に向けた「一つひとつ」のひとつが、ウルグアイでの真剣勝負になるのだろうか。

 チームは7月18日までに、国際統括団体のワールドラグビーに大会出場選手リストを送付。8月の「TIDキャンプ(U20)」の第5合宿を経て、現地へ発つ。

(文:向 風見也)