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「被害に遭った人が救われる改正を実現できるか」性的虐待の被害者の思い

7/12(水) 14:52配信

ホウドウキョク

11日、「テロ等準備罪」が新設された、改正組織犯罪処罰法が施行された。
そして13日には、改正刑法が施行される。
性犯罪規定の大幅改正は、1907年の制定以来、110年で初めて。

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改正刑法は、強姦(ごうかん)罪の名称を、強制性交等罪に改め、性犯罪の法定刑を強化。
女性限定としていた被害者の規定を見直し、男性も対象とする。
さらに、親などの監護者が影響力に乗じて、18歳未満への性犯罪に及んだ場合、暴行や脅迫がなくても、罰することができる。

「改正された法律でも、まだカバーできていない性犯罪被害者の実態に目を向けて…」

そんな中、成人になるまでの7年間、父親から性的虐待を受けていたという山本 潤さんは、「わたしが思うのは、『いったい誰が、わたしたちのために、何をしてくれるんだろう』ということです」と話す。

山本さんは、「実際に被害に遭ったその人たちが救われる改正を、実現できるかということが、本当に大事な課題だというふうに思っています」と話した。
山本さんは、改正された法律でも、まだカバーできていない、性犯罪被害者の実態に目を向けてほしいと訴えている。

「どこにも相談しなかった」…67.5%

内閣府のデータを見ると、被害者が周りの人に相談できない実態が浮かび上がってくる。性暴力について、「どこにも相談しなかった」と答えた人は、67.5%にのぼる。
そして、親族や面識のある人物による事件は、20年間でおよそ3倍にまで増加している。

性犯罪被害者を守るための法律があっても、実際の捜査のあり方を改善しなければならないという現実があった。
13日から施行される改正刑法。規則には、施行3年後の見直し規定が盛り込まれる。
今回の改正は、大きな1歩となるが、より実態に沿った改正や、1人でも多くの被害者が相談しやすい社会にするための取り組みが求められる。

最終更新:7/12(水) 14:52
ホウドウキョク