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《ブラジル》期限を過ぎた銀行振り込み伝票の支払い=全ての銀行で支払えるように

7/12(水) 5:53配信

ニッケイ新聞

 支払期限を過ぎた銀行の支払伝票(ボレット・バンカリオ)は、振り出した銀行または指定された銀行でしか払えなかったが、10日からはどこの銀行ででも払えるようになった。
 10日付現地紙サイトによると、支払期限を過ぎた伝票をどこの銀行でも受け付けられるようにする作業は段階的に行われ、当面は5万レアル以上の支払伝票だけが対象となる。
 だが、9月11日からは2千レアル以上の伝票が対象となり、10月9日からは500レアル以上の伝票のように、対象拡大が徐々に進む。11月13日からは200レアル以上の伝票、12月11日からは全ての伝票が対象になる。
 これらの変更は、銀行間の情報交換システムの再構築で可能となる。ただし、支払伝票に盛り込まれた納税者番号などの情報が合致した場合は、発行銀行以外の銀行でも支払が可能だが、情報が合致しなかった場合は、支払伝票を発行した銀行に行って各種の情報を確認してもらった上で、支払う必要がある。
 今回の変更は、中央銀行が定めた、個人または法人の納税者番号(CPFまたはCPNJ)明記の規定の徹底によって可能となる。新しい支払伝票には、支払う人の納税者番号と共に、支払う人と支払を受ける人の双方の情報や金利、罰金、割引その他の情報が盛り込まれ、支払時の計算や情報交換を容易にすると共に、伝票の消し込みなども迅速化する。
 これからは、支払う人のCPFやCPNJが記入されていない伝票は使えなくなるため、これらの番号が入っていない伝票は破棄して、再発行してもらう必要がある。
 ブラジル銀行協会連盟(Febraban)によると、従来使われていたシステムは20年以上前に開発されたもので、更新する必要があった。新たな情報交換システムを使用すると、お金の動きがより明確になり、支払を受ける企業の資金管理のあり方も改善されるという。新システムは、資金洗浄(マネーロンダリング)などの犯罪防止にも役立ち、消費者との関係をより透明なものにすると期待されている。
 Febrabanによると、ブラジルでは現在、年間約35億レアル分の支払伝票が発行されているという。

最終更新:7/12(水) 5:53
ニッケイ新聞