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八戸港で近海スルメイカ漁好調、船凍アカイカも水揚げ

7/12(水) 10:54配信

デーリー東北新聞社

 青森県八戸港で小型イカ釣り船による近海の生スルメイカ漁が本格化してきた。11日夕は八戸市第2魚市場に65隻が7340ケース(1ケース5キロ)を水揚げし、前日の6842ケースに続いて好調の目安となる5千ケースを突破。昨年、一昨年と不漁が続いており、シーズン序盤の好調に関係者は「この調子が続いてくれれば」と期待を寄せる。市第3魚市場では北太平洋の船凍アカイカの水揚げも本格スタート。12日は日本海の船凍スルメイカが初水揚げの予定で、ハマは盛漁期を迎えた。

 近海のスルメイカ漁は6月下旬にスタート。年内いっぱい続き、例年だと9月上旬ごろまでが最盛期となる。現在は青森県の太平洋沖に好漁場があり、北海道や岩手県、石川県などからも漁船が集まっている。

 三沢港でも水揚げが伸びており、10日は74隻が1万247ケース、11日は81隻が6735ケースを上場した。

 北海道の日本海側から八戸港へ回ってきた小型船の船長は「今はここしか取れていないので全国の船が集まっている」と話した。別の船は「やっと取れてきた。去年よりは良いので、このままの漁が続いてほしい」と願った。

 八戸港は昨年、8月下旬になってようやく水揚げが本格化したが、9月に入るとすぐ失速。年末まで挽回できず、小型イカ釣りは記録的な不漁となった。

 11日の競りでは20匹入り3100~2000円、25匹入り2450~1900円、30匹入り2150~2000円で取引された。数量が多いのに加え、魚体がやや小さめなこともあり、昨年同期比で2~3割ほど安く推移している。

 一方、船凍アカイカは八戸港所属の中型イカ釣り船「第21正進丸」が水揚げ。5月9日に八戸から北太平洋へ出漁しており、130トン近い満船で帰港した。すぐに販売せず、冷凍庫に保管して価格動向をにらみながら入札にかける。

 今年は同港所属の中型船21隻がアカイカ漁に向かっており、各船とも好調な漁獲が続いている模様。正進丸を含め各船はアカイカを水揚げ後、日本海のスルメイカ漁に回る予定だ。

 12日は北太平洋に向かわず日本海で操業した「第88八幡丸」「第77福寿丸」が、1回目の船凍スルメイカの水揚げと販売を行う。

デーリー東北新聞社