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「想像超す被害」浄水場が泥で埋まる 市民から問い合わせや抗議相次ぐ 福岡県朝倉市

7/12(水) 10:59配信

西日本新聞

 九州豪雨で被災し、水道水の供給ができなくなった福岡県朝倉市杷木林田の杷木浄水場の被害状況が明らかになってきた。11日、記者が現場に入ると、浄水場は大量の泥で埋まっていた。供給エリアの同市杷木地区1654世帯の断水は今も続いているが、早期復旧は困難に直面している。

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 浄水場は国道386号から北に約200メートルの場所にあるが、すぐそばの赤谷川が氾濫し、国道から浄水場への道路は泥と流木に阻まれ通行不能。自衛隊などが泥の上の流木を動かし、埋まった川の流れを横切って小型の重機が入れるようになったのは10日からだという。

 現場を訪れると、一帯は流木と泥に覆われていた。浄水場はろ過池などに泥が入り込み、手が付けられない状態。現場にいた市職員によると、事務所も浸水して泥が流入し、取水や消毒などの関連機器も多くがだめになったという。

 市民からは「いつ断水が終わるのか」「市の怠慢だ」と問い合わせや抗議が相次ぐ。厚生労働省は浄水場について「進入路が確保され、大型の重機が搬入できるようになってから2週間を目途に部分復旧を目指す」としているが、現場からは「想像以上の被害。相当に大変な作業だ」との声が漏れる。

=2017/07/12付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞社

最終更新:7/12(水) 10:59
西日本新聞