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劉暁波氏の診察映像リーク、人権団体「グロテスクなプロパガンダ」

7/12(水) 13:28配信

AFPBB News

(c)AFPBB News

【7月12日 AFP】中国の病院は11日、服役中に末期がんの診断を受けて仮釈放された中国の民主活動家でノーベル平和賞(Nobel Peace Prize)受賞者の劉暁波(Liu Xiaobo)氏(61)の命を救うため懸命の努力をしていると発表した。一方、人権団体は劉氏が診察を受ける場面や、病床に伏す劉氏が映った映像がリークされたことを非難した。

 映像には、米国とドイツの専門医が劉氏のベッド脇に立ち、妻の劉霞(Liu Xia)さんや中国の医師らと話す姿が映っている。人権団体はこの映像がリークされた動機に疑問を投げかけている。

 映像の中でドイツのマルクス・ビュッヒラー(Markus Buchler)医師は劉霞さんに、中国人医師団は劉氏の治療に「とても献身的」に取り組んでいると述べた。別の映像では、ビュッヒラー医師が会議室で医師らを前に、ドイツの医師らが中国人医師団より良い治療ができるとは思わないが劉氏を中国から出国させたいと考えていると述べる場面が捉えられていた。

 ドイツ大使館は10日、これを医師と患者の間の守秘義務違反だと非難し、専門医ではなく治安組織が「一連の動きのかじを取っているように思えると述べた。

 国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(Human Rights Watch)のソフィー・リチャードソン(Sophie Richardson)中国代表は、このリークを「グロテスクなプロパガンダ」だと述べた。

 リチャードソン氏はAFPに対し、「実際はゾッとするほど非人道的なふるまいをしてきた中国が、彼(劉氏)に十分な治療を行ったというつくり話をでっち上げることに腐心しているのが、それ(映像のリーク)によっていやというほど明らかになった」と述べた。映像の場所と撮影日は不明。(c)AFPBB News

最終更新:7/12(水) 13:28
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