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イギリスGP開幕を前に、ロンドン市内をF1マシンが疾走。一方、『ロンドンGP開催』にはまだ障害

7/12(水) 21:09配信

motorsport.com 日本版

 イギリスGP開幕直前の水曜日、夕方のロンドン市内をF1マシンがデモンストレーション走行することがわかった。

【写真】ジョーダンのF1マシンに乗って、地元イギリスをデモランしたナイジェル・マンセル(2004年)

 F1の上層部は、F1のイメージ向上のために『F1 LIVE London』とタイトルが付けられたこのプロジェクトに数カ月間取り組んできたが、安全性とセキュリティー上の理由から、プログラムの詳細は伏せられていた。

 F1オーナーのリバティ・メディアとの話し合いを何度か行った後、ロンドンのウェストミンスター市議会と市庁は、イベントの開催を許可した。

 シルバーストンでイギリスGPが開催される直前の水曜日、17時30分からホワイトホール周辺の閉鎖された道路を、F1マシンが走行することになる。

 正午からは、若者たちを引きつけるために、ロンドンの象徴的なトラファルガー広場で”教育と革新のショーケース”と題したイベントも開催されるようだ。

 また、シミュレーターやピットストップチャレンジ、スロットカーレースなど、子どもたちが楽しめるような催しも行われる。

 前戦オーストリアGPから連戦となるため、チームとしてはロジスティック的に厳しいこともあって、各チームから過去のマシンも含めた展示を行うことが予想される。

 F1のCEO、チェイス・キャリーはそれぞれのF1イベントを”街全体を巻き込み、エンターテイメントと音楽が合わさった、週末だけでは収まらない豪華なショー”にしたいと話している。このイベントは、リバティ・メディアがF1に参入して以来、その初めての一例となることだろう。

 今回のデモンストレーション走行は、2004年に8つのF1チームが走行して以来、ロンドンでは初めてとなる。

ストリートレース開催は一歩前進も、実現は遠し

 イギリスの首都であるロンドンの道路を使って、F1グランプリを開催する可能性については長らく議論されてきたが、未だ実現には至っていない。

 今回のイベントを取り巻く議論には、ロンドンGP開催に向けての話し合いは含まれていないと考えられている。

 今年、道路交通法の改正が英国議会で可決され、閉鎖された道路でのモータースポーツイベントの開催プロセスが簡略化された。

 以前は、閉鎖された道路を使用するイベントは、議会を通過しなければ承認が得られなかったが、法改正により許可を与える権限がモータースポーツ協会(英国のモータースポーツ統治機関)と、関係する地方議会に帰属することになった。

 しかしながら、F1レースをロンドン市内中心部で開催可能にするためには、克服しなければならない問題もまだ多く残っており、実現は先の話になりそうだ。

Lawrence Barretto