ここから本文です

【ブラジル】上期の新車販売、4年ぶり前年比増 自販連「需要拡大している最中」

7/12(水) 2:53配信

サンパウロ新聞

 このところ3年連続で前年を下回っていた上半期(1~6月)の新車販売台数が4年ぶりにプラスとなった。全国自動車販売業者連盟(Fenabrave、自販連)が4日公表したデータによると、2017年1~6月累計の新車販売台数(登録ベース)は乗用車、軽商用車、トラック、バスの合計で101万9400台に達し、98万3495台だった16年同時期に対して3.65%の拡大を記録した。上半期の販売台数が前年に対して拡大したのは13年以来。

 4日付伯メディアによると、自販連のアラリコ・アスンソン・ジュニオル会長は、営業日数が少ないことによるマイナスの影響を1営業日当たりの平均販売台数の伸びが帳消しにしたとの見方を示すとともに、「6月は短期の信頼感指数の小さな低下を含む政治的な動揺を大いに示した。しかしそれは、上半期を4.25%増で終えるという結果を生んだ改善の傾向に影響を及ぼさなかった」と述べた。4.25%増とは、乗用車と軽商用車の昨年上半期に対する伸び。

◆6月単月は前年比13.5%増

 17年6月のトラック、バスを含む全体の販売台数は前月比0.30%減、前年同月比13.49%増の19万4971台だった。アスンソン氏の見方では、回復はいまだに弱々しいものだが、消費者の需要は現在拡大している最中で、それが販売にプラスの影響を与えている。

 今年6月に最も売れた車は、乗用車部門ではゼネラル・モーターズのオニキス(GM ONIX)、軽商用車部門ではフィアットのトロ(FIAT TORO)だった。それぞれの販売台数は、オニキスは前年同月比29.0%増、前月比0.6%減の1万4923台、同様にトロは38.1%増、26.8%増の5579台。日本のメーカーの中ではトヨタ自動車のカローラとハイラックスが今月もそれぞれの部門で最多だった。カローラの販売数は前年同月比5.9%増、前月比3.3%増の5734台、ハイラックスは1.5%増、10.1%減の2832台だった。

 また、乗用車と軽商用車を合算した同月のメーカー別シェア上位5社はGM(17.76%)、フィアット(14.79%)、フォルクスワーゲン(VW、12.11%)、現代自動車(HYUNDAI、9.48%)、フォード(FORD、9.43%)。5月に4位だったフォードが5位に下がり、5位だった現代自が4位に上った。トヨタは8.49%で6位、ホンダは6.09%で8位、日産自動車は3.00%で10位だった。

◆年間予想を修正

 上半期6カ月間の市場動向、そして国内総生産(GDP)や正規雇用の創出といったいくつかの主要な経済指標の改善を根拠に、自販連は乗用車及び軽商用車の今年1年間の販売台数予想をこれまでの前年比2.4%増から同4.3%増へ上方修正した。この予想通りとなった場合、乗用車と軽商用車を合わせた販売台数は207万1000台となる。

 しかし、乗用車・軽商用車の見通しをより明るくした一方で、自販連はトラック、バスの予想を大幅に悪化させた。アスンソン会長は「いつもトラック市場をけん引する農業ビジネスは上半期に積極的に貢献した。しかし、それは十分なものではなかった」と予想の悪化について説明する。トラック、バスの年間予想は前年比3.15%増から同10.20%減へ、一気に二けたのマイナスへと修正された。

◆中古車は昨年6月比10.7%の伸び

 自販連によると、今年6月の中古車の販売台数は乗用車と軽商用車、トラック、バスを合わせて95万2400台に上った。16年6月に対して10.71%多かったが、前の月に比べて4.12%少なかった。また、今年1~6月累計は525万8000台と16年同時期よりも9.78%多かった。

 乗用車と軽商用車のみの販売台数は、6月単月は前年同月比10.47%増、前月比4.06%減の91万8700台、1~6月累計は前年同期比9.89%増の507万台。中古トラックの6月の販売台数は昨年6月よりも3.19%多く、今年5月よりも5.33%少ない2万9900台、上半期累計は昨年同時期を4.14%上回る16万3400台。また、中古バスの6月の販売台数は前年同月比5.56%増、前月比10.24%減の3700台、1~6月累計は16年同時期に対して28.13%増の2万4100台。

サンパウロ新聞

最終更新:7/12(水) 2:53
サンパウロ新聞