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珍客リュウグウノツカイ水揚げ 富来漁港、夏場には珍しく

7/12(水) 1:24配信

北國新聞社

 志賀町の富来漁港で11日、深海魚のリュウグウノツカイが県漁協西海支所の定置網に入っているのが見つかった。水揚げ後に衰弱死し、七尾市ののとじま臨海公園水族館に運ばれた。同館によると、夏場に水揚げされるのは珍しい。

 「幻の深海魚」と呼ばれるリュウグウノツカイは水深200メートルより深い水域に生息するとされる。全身が銀色で鮮やかな赤色の背びれや腹ひれがあり、平たい体形が特徴だ。今回水揚げされたのは体長約1・7メートルで、沖合約2キロ、水深約40メートル地点の網に掛かった。

 水族館によると、海水温が低い冬場は、水温が低い深海から魚が浮き上がったり、打ち上げられたりすることがあるが、海水温が高い夏場の発見例は少ない。同館が能登半島沖で夏場に確認したのは2003(平成15)年8月以降、今回が3例目という。

 池口新一郎副館長は「夏場に水揚げされたはっきりした理由は分からない」と首をかしげる。県漁協西海支所によると、11日に定置網に掛かったのはブリやシイラ、サワラ、トビウオなどで、例年と比べて魚種に大きな変化はなかった。

 リュウグウノツカイの詳しい生態は分かっておらず、京大の研究資料として活用される予定である。

北國新聞社

最終更新:7/12(水) 1:24
北國新聞社